ぶらぶら人生

心の呟き

来訪の子どもたち

2010-08-14 | 身辺雑記
 日常と少し異なる生活をすると、すぐ疲れる。
 12日は、業者に入ってもらって、窓拭きなどの清掃。
 13日は、墓参。

 今朝は遅い朝食をとった後、さっさと活動を開始することができないまま、点差のついた高校野球<北大津対前橋商>をぼんやり見ていた。
 呼び鈴が鳴った。
 お化粧もしていない日に限って…と思いながら、インターホンをのぞくと、熊本から帰ってきた姪たち一家だった。
 
 姪夫婦と男の子二人。高二と小三。それに、昨日一緒に墓参した、甥の子・小五の少女も一緒だった。
 急に、家の中が賑わいだ。

 ひとり特別目立つのは、小三の坊やである。
 他の4人と、どこか雰囲気が違う。
 大人と子ども、といった違いだろうか?
 小五の少女だって子どもなのだが、坊やとは違う。
 坊やが、いつも輪の中心にいて、物事が進行する。

 大人はコーヒー、子どもはアップルジュースと、私が勝手に決めていたところ、
 「ぼく、お茶」
 と、坊や。
 自己主張は、一人前である。

 一昨日、岡山の友達から、見事なピオーネとマスカットが届いた。(写真)
 そのピオーネを大皿に盛って出した。パイナップルも別皿に載せて。
 黙々と、葡萄やパイナップルに手を伸ばすのも、坊や。
 そして、「お腹いっぱい!」と、満足そうだった。

 テレビは、高校野球を放映していた。
 「島根の代表、負けたでしょ」
 と姪。
 「そう、逆転負け。……どこに負けたのだったかしら?」
 と、私が頭を傾げると、即座に答えたのも、坊や。
 「仙台育英」
 そうだった。数日前に見た試合なのに、私はもう忘れていた。
 「柊ちゃん、よく覚えてるね」
 と、感心する。
 「記憶の、小さな引出しが多いらしく、くだらんことまで、いっぱい詰まっとるとね」
 と、姪は熊本弁で言いつつ、笑っている。
 坊やの記憶の装置が、ちょっと羨ましい。

 小五の少女が、机の上にあった、私の算盤をはじき始めると、坊やの関心もたちまち算盤に移る。珠はじきはまだ幼い。
 少女は、昨年、学校で算盤を習ったという。今は、小四で習うことになっているらしい。
 姪夫婦や高ニの子ども時代には、学校で算盤を習わなかったという。
 最近になって復活したのだろうか。

 小学校の時代に、幅広くいろんなことを学ぶのはいいことだと思う。
 基盤は、狭く深くより、浅く広い方がいい。
 
 「また、お正月に…」
 と、挨拶できるのは、高ニの兄の方であった。

      
コメント
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