木の花や色鮮やかな植物は、人の目を惹きやすい。だが、うっかりすれば見落としてしまいがちなほど小さかったり、地味な色をまとったりした草花も沢山ある。
梅林公園の散策道の傍らに、その地味で、小さな花が、たくさん咲いていた。数では見劣りしないほど。(写真)
なんという植物だろう? と眺めた。
妹夫婦は、私よりはるかに、植物について詳しい。しかし、葉がカタバミの種類に似ていると言いつつも、見知らぬ花のようだった。
昨日、妹からメールが届き、「ミヤマカタバミ」では? と記してあった。「コミヤマカタバミ」という名の植物もある、と書き添えてあった。
その名前を頼りに、インターネットで調べたところ、おそらく「ミヤマカタバミ」だろうと、私も思った。
<ミヤマ>とは<深山>のこと。その名も姿も、崖下のような、山蔭の日陰に似合いそうな花である。
説明を読んだ限りでは、「コミヤマカタバミ」は、もっと寒冷地の森林などに、「ミヤマカタバミ」より、さらに小ぶりな花(ミヤマの上の<コ>は、<小>の意)を咲かせているのではないかと思えた。
この控えめに咲く花に気づいたのは、今回が初めてであった。
以前から自生していたのか、どうか?