〇そして先日、キイロイトリと行ってきた目的は
横浜美術館(設計:丹下健三、1989)だったんですよね。
3月にチラシをもらって、本当は名古屋で6月頃に見ようと思っていたが、最後の方でようやく行けた
「モネ それからの100年展」。えらい人混みであった。さすが横浜。
こちらは櫻井孝宏さんの音声ガイドで解説。ソフトな方のしみじみした語り口で過ごすひととき。関連作品の作家さんのコメントも入っている。写真や現代版画もよい。「光と色彩が人間の目にどう見えるか、ということを基にして制作する」のにこれだけの手法や考え方がある。
単独の画家だけではなく歴史や文化も含めて、この手の複合的なテーマとナレーションで魅せる、というのが昨今の美術館や博物館のようで、トータルで知的好奇心を刺激するような作りになっているのだな、と。
ここもロケーション的に「文豪ストレイドッグス」に出てくるところ。(またテレビの前にいるエリザベス)
だからモネ展ではフランシス・Fがナレーションかい!と知る人は知る。
家に帰って改めて「黒の時代篇」と24回めのラストの柳浪と太宰シーンを見直して思った。
もう諏訪部さんの織田作は美術館宣伝マスコットキャラでもええな。的なアングル多し(爆)
BGM:テレビ東京開局55周年特別企画ドラマ「Aではない君と」(TVQ 9/21 21:00~)
三連休などというのはどこの国の話か知らない。土曜も月曜も通常通り勤務で仕事である。
最近法務関係の人の役が多い安心感の安田顕さんが今回も調査官なので途中から見た。
再び山崎努さんまで登場するキャストの渋さ。単独映画ぽい感じをめざしたのか。
権利の主張し合いがエスカレートして、謝った方が悪いみたいな荒んだ世の中は嫌なものだ。国家的DVのようだと末期的に言われる日本社会の中で、物事を短絡的にばかり切り取って考えていると、隠蔽されている真相は見えず、ましてや長期的に人生がどうなるかなども思考停止的に考えられなくなる。
心が死ぬということも、まずもって単純な話ではない。でもこの多くの国民や市民が、生きながらにして何かにダメージを受けて心を毎日少しずつ殺され続けているということは、あるかもしれない。(20180921)