〇怒涛の平日業務開始の週明け。
(先週のキイロイトリお散歩中の景色からお送りいたしませう)
鞆の浦の名物・保命酒は江戸時代は中村家が独占製造販売していたが
明治以降は町内の4つの店でそれぞれ作っている(生薬を漬ける薬草酒である。各店で微妙に味が違うらしい)
岡本亀次郎本店は福山城内の長屋門を移築したものだそう(福山市重要文化財)
太田家住宅はその元蔵元・中村家の店の跡。奥には保命酒の製造所と蔵がある。ここも江戸時代の建築。
三条実美卿が泊まった座敷も見学。実はこっそり贅沢な材質や造り。
本日のBGM:「映画『追憶』完全ナビ」(WOWOWプライム、5/8 6:50~7:00)
土曜に「追憶」映画本編を見るまでWSもネタバレ禁止で(予告編しか見てない)、見て帰ってきてからWOWOWの「完全ナビ」紹介番組を初めて見る。個人的感想としては、映画を見た後でナビ番組見てよかったかも(ナビで先に話を知りすぎずに展開を味わえた)と思う。もちろん、ナビ番組の方はできるだけ話の核心にふれないように作られていることに、今見ると気がつくのだけど。この映画、もう一度見たら、きっとまた「個人的に待ち受け画面候補的に偏愛しそうな美麗カット」な場面があるような気がする(爆)
デジタル世代ぽい若手3人組が昭和の名匠の佇まいに打たれつつ格闘してる感の番組。でもこのカメラはもっと、彼らが演じようなどと意図するものを超えた、それ以上の何かを被写体として無言のうちにとらえてしまいそうだ。
だからこういう映画で撮られる方が緊張するのは、単に一発勝負、というだけではなくて、カメラに何か見抜かれてしまうような感覚、なのかも。やっぱ、その人からなんかにじみ出るもの、っていうのは、多分根本的なところで嘘つけないんだろうし、それを気配として湛えている俳優、ってのは本当の意味ですごいんだろうな、と改めて思った。地方都市の随分田舎で、結構よく見る一見ありふれたような工事現場だの病院だの飲食店だの、庶民的な風景と人間が、こんな風に「存在するもの」として撮れるのか、というのも。
ナビ番組のBGMも千住明氏なのだろうか。一部、モース警部のBarrington Pheloungみたいなムードの短調な曲が流れたんだけど(雰囲気には合ってる)。(20170508)
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