「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

本日の効果音(13) Clocks  (~その他) (2002)

2002-08-20 | 閑話休題・本日の効果音

Clocks  (~その他) (2002) その他音楽 投稿日:2002/08/20 12:43

〔アーティスト名〕 COLDPLAY
〔どんな時に聞きたい?〕 やる気を出したい時
〔ここは良かった!〕
COLDPLAY 「A RUSH OF BLOOD TO THE HEAD」(邦題「静寂の世界」)(TOCP-66020) (2002.8.12.) ※日本先行発売盤、山崎洋一郎氏解説

〔ここはいまいち・・〕
 ※……年齢が若すぎる。ライナーノーツの生年月日のところが、ほんとは1967年生・1968年生の間違いなんじゃないの、と思った、外見じゃなくて(笑)、中身の充実度が。……(小声)だって1977年とか1978年生まれって、長瀬とかKinKiとかと大して変わ(蒼白)……〔ばきっ(殴られる音)げふっ〕 ←比べるなよ自分。(怒)

※隠れなきJ-popなCDTV(TBS)の中でIn My Placeらしきのが流れるCMがいきなり流れてびっくり(自分的には、かなり違和感^^;;)

※↑この入力の「カテゴリー」欄に、せめて「ロック」くらいあってもいいのに、選択肢にないのはすごく変、と改めて痛感。(まさかインディーズで代用できるとか思ってないでしょうね、kigaru様)←※2002年当時、kigaru.comのCD欄にて

〔このCDの価値は?〕 2000円~3000円
ジャケット☆☆☆ 歌詞☆☆☆ メロディー☆☆☆ 総合評価☆☆☆

〔コメント〕
 市川哲史先生に敬意を表して(爆)、今年のお盆のheavy rotation CDの複数枚(後年、これらの音とともに2002年夏が追憶されることであろう)のうちの一枚。 渋谷のTOWER RECORDSの新着商品スペースで、つよしのCD(店内に「堂本剛くんへ贈る寄せ書きノート」ってのが設置されてたけどホントに届いたのかな?)の、もう少し隣の方で、絶大PUSHされていた(その上、ROCKIN' ONまでご丁寧に隣に積まれていた^^・笑)。
 “ひりひりした鮮烈さ”という感じの「PARACHUTES」(2000)の“Shiver”“Trouble”“High Speed”なども良かったですが、「静寂の世界(←※うおお凄い、東芝EMI様様!な邦題…)」は、一枚目よりPOPになった感じがします。個人的には先行のM2“In My Place”だけを聴いた時より、M3“God Put A Smile Upon Your Face”からM4“The Scientist”、そしてM5“Clocks”へ、みたいな、めくるめく展開がよいと思います。M11“Amsterdam”とか他の曲もそれぞれ、ボーカルのくすみ具合、ピアノやギターの澄み具合、構成などもいいのですが、今後オリジナルスタンダードに成り得る楽曲を繰り出せるであろうと思われる能力の高さを感じます。じわじわ、気がつくとまたなんとなく聴いてる、という感じで、正直、好きです。
 なんぼCD売れんから言うて懐古な70&80'S remix・compilation盤なぞ出しよってそげに30代社会人の懐銭狙うかCD屋め、けっっ(←注:故・ナンシー関氏の自画像印風にご発音下さい・笑)、という荒んだ不良のような最近の気分を、本作は痛快な気持ちに覆してくれました。かつて自分が聴いていた「正統派(?)英国世俗音楽」も普遍的にこういうのだったと思うのですが、COLDPLAYが「地味」「癒し」というCD評を見ると???です。詳しくはわかりませんが90年代後半以降の洋楽全体ってそんなに過激で豪華で好戦的なの?
 なお、Troubleを「聴きながら歩いていると、歩けなくなってしまい道端の植え込みとかに倒れこんでしまいたくなる」というROCKIN'ON山崎編集長(爆)。ほんっと、このロッキンオンな言語表現(だれかマジで文体論的分析研究やってくれと思うくらい、大好きです・笑)。私の場合、哀愁系の美しいROCKには逆に気合を注入されてしまいます。泥だらけの地面から曇り空を見上げて、威張った嫌味な爺さん婆さんに心の底までは支配されないぜ、へっ、と思う、スカしたcoolなmotivationが戻ります。ZIMMERやGOLDSMITHではこうはなりません。ROCKですね。

※(2005年3月追記:その後、ピーターパンの映画?に流れていたようだったので驚きました。)
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