「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20110514

2011-05-14 | 矮小布団圧縮袋

○例年GW明けに身体の悪いところが出てくることは、よくあることではある。しかし今年は某電力会社並みの隠蔽の横行する弊社の内部事情による1月2月3月4月の激烈ストレスがたまっているのか?…今週、会社のデスクで勤務中、ふと急性腰痛症になってしまった。いわゆるぎっくり腰である。噂には聞いていたが、なった瞬間が、やばい。いささか苦闘の後、全く動けないほどまで行かず、辛うじてつかまれば立って歩けるレベルで、なんとかその日の分の書類仕事をこなしてから病院へ向かった。この歩き方のスピードは、まるで虫垂炎の開腹手術の一週間後に職場復帰した時のあれ以来なんじゃなかろうか、と思う。とりあえず手すりにつかまりながら移動し、さっそく近隣の整形外科で検査して診断をうけ、数日は隣接のリハビリ施設で治療に通うこととなった。

 電気治療中のBGM:愛のかたまり / KinKi Kids (オルゴール
 音源は不明だが、なぜか突然「愛のかたまり」(爆)これ以外にも次から次へとオルゴールアレンジのJ-Popと、同じくオルゴールアレンジの「やさしいクラシック」(エリーゼのために、とかそのあたりの)がひっきりなしに流れてくる。たとえばこの「J-Pop Best 10」(西脇睦宏)のシリーズなんかを使っているのではないか?と思う。医院の待合室なんかではありがちなリラクゼーション用の音楽、ってとこだろう。その上に、リハビリ訓練師の人が非常に元気闊達でよくしゃべり、治療中の高齢者多数が応戦するので、完全に社交場と化しているリハビリ室は異常な(もはや騒音といっても過言ではないほどの)賑やかさである。しかもオルゴールの音楽が連続し、こっちとしてはアレンジされている原曲が何なのか、意識がそこに向かってしまって気が休まらない(爆)。まあ暗く沈んでいるより、野球の話でも芸能人の話でも近所のスーパーのサービスの悪さの揶揄だのでも、なんでも明るい方がいい、ということだろう。そして前回の入院の時と同様に思うことは、病院に行くと自分が若者であるような勘違いをしそうになること。

 で、土曜も通院する。今朝のNHKニュースで、東北の大震災後の2ヶ月めに入り、被災地での医療援助チームが各地で解散しだしているというニュースが流れた。場所によっては震災後依然として、あるいは震災以前からそもそも、医師不足・医療環境が不充分なところが多いというのに、そのめどがつかないところもかなりあるという。依然として十数万人が避難中の状況で「負傷者」に至っては報道すらされないが、例えば今、自分のように「腰痛で動けない」人だって、何千何万といたのではなかったか。あるいはそれがゆえに迅速に動けず、そのまま津波や余震の被害に遭った人もいたのではないか。
 健康で体が動く時にはあまり実感しなくても、今のような激痛を伴った身体状況になって、やっと「もしこんなときに津波が来たら、どうなるだろう」「この腰痛で荷物も持てない、立ち座りもおぼつかない身体状況で、放射能影響による避難勧告が出たら、どうするだろう」などと思うようになるのが、そもそもの人間の想像力の貧困さ、浅ましさというか、である。被災地の人たちにはこのような痛みに対する投薬や加療が充分にわたっているのだろうか。

 どうやら「TIME」の発売が決まったようであるし、病院の帰りに寄った本屋の店頭の「音楽と人」で、つよしの(お、心なしか、なんかすっきりしたじゃん)な表紙を見た。非常に天気も気候もよくなってきている(元気ならぜひ遠出やツーリングと行きたいところだ)が、この土日はドクターストップで自宅静養なので、風の便りに活躍をうかがう程度である。近所で農家の人の朝摘みいちご(※最初の写真)だの新鮮な食料を買い、途中の公民館の図書館で本を借りてきて、家では掃除や洗濯をし、去年からどんどん増えてしまった植物の株を分けて、別のプランタへの植え付けなどをしてから、本を読んで、休む。自分の家で休むことができる、ということに感謝する。
  
 セイロンベンケイソウ(ハカラメ)の仲間の「子宝草」というものの10㎝位ので1本60円位のを窓辺に置いて放っておいたのが、葉から芽どころか、根まで出てきたのだ!ちょっと謎のエイリアンみたいな植物ぽくて怖いぞ。以前買って植えつけて空になったプラのミニ鉢に土を入れて、小さい芽を摘んだのを、土の上に置いておく。これが増えるのか?

BGM:主任警部モースのテーマ(チャンネル銀河)ちょうど夕方再放送中。(20110514)




コメント    この記事についてブログを書く
« 20110513 | トップ | 20110515 »

コメントを投稿