○陽射しは強いが気温が少し下がったのか。朝、洗濯物を干すベランダに潮風が流れ込む。ずっと旅先を回っている間は遠ざかっていた、目の前の海の匂いだ。(こういうところに住んじゃったから仕方ないね)今度テレ朝でやるとかCMが流れてる「点と線」は福岡市内の海岸が出たりするのかいな。
怒涛の缶詰作業週間(でも肉体労働が主だから過ぎればなんとか)が過ぎ、まだ月末までの仕事も残ってるから、一応午後から市内に出向しないといけない。だいぶへろへろですが。頭の中に幻聴のように流れ続ける音楽や、明け方の奇妙な夢の残像に、ゆらゆらと動かされるように。
部屋の隅に積んである「るるぶ滋賀」と週刊TVガイド関西版(紳士衣装versionのKinKiの奴)と女性自身はみんな京都駅で見つけて買った。先週の記憶のよすがの一部。実はまだ開いてなかったのでふとめくってみた。福岡の表紙と2パターンもある。
人がKinKiを好きであることと別に、KinKiが人気者である必要がある状況のようなもの、それで世の中が成り立ち動いている部分、ということにふと思いが及んでしまうのは、そのような時である。余計なことかもしれないが自分が老人だから(笑)。いやそれはKinKiに限ったことじゃなくて全ての事にいえるけれども。
心の赴くままに旅をし過ぎている感覚の後遺症か。しかし被写体が見返してくる一瞬の表情にも、篠山紀信氏は片鱗を覗い捉えているようだが。自分は誰にせよ、ただライブ感覚の頂点で本意を会得する幸福な表現者であられることを、人々に願ってやまない。旅の中でずっと、そういうことを考えていた。(20070922)
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