「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20170407

2017-04-07 | 矮小布団圧縮袋

〇不穏な国際情勢の報の中でありながら、新年度明けで大量の、かつ慣れないポジションの作業に追われている。繁忙期である上に、それぞれの処理に時間がかかる。自分だけでなく、他の課のメンバーも入れ替わってたりするのも緊張する原因だ。
 …おそらく大部分の社会人が、自分のように、とりあえずまず今日明日の仕事のことで身動きがとれなくなっていて、いかに国や世界の暴虐を憂おうが、国民が「つぶやき」で終わっているばかりでは搾取され続けるだけだ、と、今見ていたニュースのコメンテーターの大学の先生なら言うのかもしれない。
 ほんとに、自分はこういう時、中学の校内暴力の頃の教室のことを思い出す。頭の悪い連中が変に幼稚な支配欲だけで、平和時の世の常識に対する自分の無知を棚に上げて、勝手なルールで大多数に迷惑や苦痛を与え続ける(時にはその力の行使や優越感の獲得欲だけを目的にしたりする)。それをヤンキーという。彼らは荒廃をもたらし弱い立場の者たちの心を傷つけ続ける。本当に悪い奴がブレインなのか、実はそのバカたちを操っているのかどうかは知らんが。大迷惑である。
 確かに自分は小学校中学校そのものが嫌いだった(欺瞞と隠蔽と虚妄に満ちていると子どもの頃から思っていたし、就職してからの社会も同様だったために、何十年たっても小中学校の頃の夢を見て何度もうなされることになる)。だからといってそれらを破壊するヤンキーが正しいとも良いとも思ったことはない。むしろ、そういう日常の環境にいるせいで「自分と同世代同時代の、不良を気取ったアイドルの流行り」に全くシンパシーを感じず、かっこいいとも思わなかった(だからその手のアイドルについてはリアルタイムで詳しくないし、それらを好きな同級生とも親しくはなかった)。下手をすると今は、そのヤンキーたちが年だけ食って、ちっとも成長してないまま「下手に小者に権力を持たせるとこうなる」(今野敏「隠蔽捜査2」)状況、てのが全世界的に進行中なのかも、と思うことが、今は多い。

 でもこうして書けるうちに書きたいことは書き、言いたいことは言うしかない。
 先週先々週と出かけたところについても書いておきたいところだが、時間がない。そのうち遡及的に、後からネタ的に写真を使って書こうと思いつつ。
 (写真:先週乗った特急かもめでのキイロイトリ)

  
 新鳥栖駅とか長崎本線の沿線も、車窓から見える黄色いのは菜の花で、2月から比べてだいぶ春らしくなってきていた。

 BGM:横顔 / aiko (「ホタルノヒカリ」#10 (日テレプラス、4/6 24:00~)
 このところ毎日夜中にやっているのでようやく最後まで見た。結構面白い。あからさまに容姿端麗な美男美女の主人公の配役たちが、全く照れずものおじせず漫画チックなコスチュームとシチュエーションを毎回果敢に、ある種くそ真面目に「やりきる」のが奇妙に可笑しいのだと気づいた。10年前のドラマであるが、今自分が見ると、山田姐さんよりさらに年上の視点から見てしまうために、周辺の人物との関係の妙を含めて俯瞰できて笑えるのかもしれない。
 正直に言うと、中高年がおらず20~30代の人しかいない職場設定に親近感が感じられなかったこともあるが、こういう話の「少女マンガ的な恋愛至上主義的体質」そのものが苦手で、同世代だったら逆に敬遠するというか、かったるくていらいらしてチャンネルを変えてしまう方だった。さらに言えば10年前はとてもこういうのを見て笑えるようなそんな精神状態じゃなかった(※そのへんはこの「別室」の記事にもちらちら表れている)と思うし、どこか性善説的な「こういう世界」にせよaikoさんの歌にせよ、どちらかというと自分には「非常に苦手」なジャンルで、まず自分の価値観的に無縁なものと敬遠してきた(※その結果が、干物以前の問題で10年後も同様に唐変木で無粋な現在の自分の状況であり、成るべくして成っていると思う)。
 そんなに堅苦しく考えず、気軽に人情喜劇だと思って見ればよかったのだ、と今は思う。そういうものをやっと見られるようになったのも、個人的には「嘘の戦争」を見たおかげかもしれない。このドラマには、ぶちょおや二ツ木さんだけでなく国仲涼子さんも出ていた。またこれも見ていて気づいたことだが、先日行った目黒川付近とか、歩きながら語り合うシーンなんかでロケしてたりするのではないか(見たことがある景色が出てきたぞ)。

 さて、「クレヨンしんちゃんユメミーワールド」は留守録しておいて仕事から帰って途中から追っかけて見る(聴く)。
 …こんな情勢ではあるのだが、いよいよ明日の、セットリストが気になり始めた。
 10年前といえば、そういう自分の荒廃した精神状態を支えていてくれたものが、また別にある。(20170407)
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