○めざましTVでHurry XmasのPV紹介。なんだ。多すぎる（笑）。しかも今年あそこで自分がダイレクトに耳にした、あの曲だったことが判明。歌詞があったのか。しかしどれもこれも予想をことごとく裏切るというか一筋縄で行かん人々だわ（＾＾；；）。CXの宣伝企図的にはここはX Japanインタビューをありがたがるべきなのかもしれないが、既に奪われた目が点になってしまうような勢いですまん。だがそれがいい。
朝の出勤から夜までテレビもネットも見ず作業と会議が続くと、会社に居るからこそ逆に世間で何が起こっているか全くわからない。だから国内の大多数の貧乏な会社員が労働に集中している間に、その会社の上部から企業献金を吸収した黒烏龍茶御用達的な議員先生たちがつるんで勝手に法律を都合よく変えていようが、気づく時間も与えられて無いという糞素晴らしい社会構造が出来ているというふうな。２３時過ぎ、帰宅してテレビをつける。逮捕された芸能人は、明らかに世紀末の舞台で自分が観た人である。ニュースを見た瞬間、不思議なことに自分の脳裏に、２～３年前位に一時期ネットの話題に取り上げられているのを見て怖いもの見たさで覗いてみた、とあるオンリーサイトな感じの所のことがよぎった。もちろん、書いている人には直接会ったことも話したこともない。ただ、プロフェッショナルとは厳しいものだ、弱音ばかり吐く甘えは芸能人には許されない、という再三の批判と力説の文脈を、パニック障害の症状に悩む経験を語った或る芸能人に対して賑々しく展開していたのを、読んだ記憶がある。自分はそこに何も書きも話しもせず、ああ、こういうサイトがあるのだな、と思って、ただ見て立ち去ったのみである。見たことをどこにも語ったこともない（語ったとすれば今日が初めてか）。そこはもう見ることもできないが、書いていた人は今も日本のどこかに生きていて（まだそのような罵詈が続いているのかどうかは知らないけれども）今日のニュースを見ているのかもしれない。不思議なくらいに、自分はその文章の記憶をまず最初に思い出しながら、テレビを見ていた。…もし１０数年前にKinKi Kidsなるものを知らなかったら、こういった人生の深読みもなく、自分の中でもただ聞いて無関心に忘れてしまう世間の浮薄な出来事の扱いにすぎなかっただろうが。（20071030）
