頃やよろしく、週末の夜。
裏庭のユスラウメの枝で、一頭のアブラゼミの羽化がはじまった。
裏庭ビオトープ化計画に着手したのが、2005年の夏。
土を入れ落葉を鋤き込み、土壌を改良したうえで、1メートルほどのユスラウメの若木を植え付けたのが、2006年の2月。
あれから6年。
この木で育った最初のアブラゼミなのだろう。
その羽化に立ち会えたことは、この上ない僥倖だった。
まだまだ一里塚に過ぎないが、小さな達成感を味わった夏の夜。
日本昆虫協会理事の木村義志氏が、自著「机の上で飼える小さな生き物」の中で、セミの羽化について述べられている一文を、生き物好きの読者諸氏に紹介しておく。
「世の中には退屈でも経験しておいてよかったと思うものと、その時は面白くてもあとで時間の無駄をしたと悔やむものがあるが、セミの羽化は明らかに前者である」
子供の頃、知識不足から羽化途中のセミに手を出して、何頭も死なせてしまった苦い思い出がある。
粛々と進む羽化の最中に、何度もフラッシュを焚くという無粋な行為が、羽化に影響を与えないか内心冷や汗ものだったが、明け方には無事に翅も乾き、体も固まったようだったので、一安心。
これから始まる数週間の成虫時代に、幸あらんことを。
セミは超超超~苦手ですが、いろいろ生きものが観察できる波風さんちのお庭は羨ましいかぎりです。
セミは炙って醤油かけると美味いそうですよ。
もちろん私は食ったことありませんが(^^;
>いろいろ生きものが観察できる波風さんちのお庭
羨ましいでしょう。
今は、ヒヨドリ・メジロ連合と凪さんの、ブルーベリーを賭けたバトルが連日繰り広げられております!
波風さんったら、また私を騙して~と思いながらググッたら・・・これは本当なんですね。
失礼しました(~~;
こちらでもそろそろセミが出没し始めました。
帰宅時に、月明かりの下、樹木や柵に白いものがあちこちブラブラと目に付きます。それなりに神秘的な光景だったりします。
それは良いのですが、子供やカミさんが、捕まえて来て部屋で羽化させようとするのが色々と面倒で^^;。何度も捜索した事が・・・。
#唐揚もいけるそうで。
だから、食わず嫌いしないで・・、今が旬ですから(笑)
そういえば、アゲハなんかも育てておられましたね。
お子さんには、素晴らしい情操教育になると思います。
立派な「虫愛づる姫君」に育たれることでしょう。
次は、唐揚げで食育もぜひ(笑)