立春が過ぎ、シジュウカラが、ツツピーとさえずりだした2月の中日。
さて、この冬食べ残したものはないかな?と、思いを巡らせ、はたと思い当たったのがはりはり鍋。
鯨肉は冷凍ブロックでしか手に入らないから季節はどうでもいいんだけど、主役の水菜がそろそろ限界。
というわけで、畑に二株だけ残っていた水菜をひいてきて、今週は冬の名残りのはりはり鍋。
もちろん黒胡椒をたっぷりと挽きこんだみーばい亭風。
鯨肉は炊きすぎるとパサパサの物哀しい「学校給食の味」になってしまうから、火が通り過ぎないよう水菜の上に並べて、ピンク色に変じたところで引き上げ、水菜を巻いてパクッ!
わたつみとやまつみの邂逅!
ああ・・、なんか地球の味がする。
そういえば昔、スタートレックで人類が文明を築く以前、異星人が地球生物の代表としての鯨とコンタクトをとる話があったなぁ。
と、遙かなる宇宙空間へと思いを馳せるほろ酔いの宵。
最後はすべての日本民族が崇め奉る神霊「稲霊さま」の宿るお餅をいれて締めに。
よくぞ日本人に生まれけり!
それはそうと、その名に日本(ヤマト)と冠したヤドカリさん。
近頃、自慢のエメラルド・アイが黒くなってません?
黒い瞳と白い手足の俺の命のヤマトナデシコ・・って、歌にあったけどね(笑)