みーばい亭ブログ

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「オカヤドカリ・シェルター」ということで

2012-11-04 00:17:50 | 生き物の話

「Gimme Shelter」といえば、地球人なら誰でも知っている楽曲なのだろうが、私自身それほどの思い入れはなかった。
だいたい、この曲が世に出た時、私はまだ小学校に上がったばかりだったし、授業をさぼって木屋町五条あたりのロック喫茶で安ウイスキー飲んでくだを巻いていた頃には、既にストーンズなどダサいオヤジ・バンドの代表だったのだ。
MTVで繰り返し流される「Start Me Up」のPVを観たあたりから、ちょっと考え変わったけど・・(^^;
それはともかく。
2012年現在、「Gimme Shelter」を、地球人なら誰でも知っている「名曲」だと思っている。
豹変のきっかけは、2007年にリリースされた、パンクの女王パティ・スミスのカヴァー。
英語が苦手なので「It's just a kiss away」を、「キスしながら消えてゆく・・」というニュアンスで適当に理解しているのだが、パティ姐さんの、クールでドライでルーズなヴォイスで繰り返されると、「もしも審判の日が来たならそんな消え方も悪くないな」と素直に心に染み込んでくる。
さらりと突き放した物言いをされた方が、心に響くこともあるのだ。

さてと・・、この時期、温帯域にお住まいのオカヤド飼いさんたちは、既に越冬準備を済まされた事と思う。
で、お約束。
「オカヤドカリ・シェルター」というキーワードでお越しの方は、まずこちらへ。
シェルター 
ついでに、もういっちょ。
究極のシェルター

保温方法やヒーターの設置方法は、飼い主それぞれの工夫があると思うが、風通しの良い開放的なケージが、突然密封されて不自然な熱源があてられるのだから、生活環境が激変する事は避けられない。
本店コンテンツにも書いているが、個々のケージの保温などは所詮「決して快適ではないが死ぬほどでもない」妥協点なのだ。
幸いなことに、オカヤドカリは比較的丈夫なので、変化への対応は彼らの適応力に期待することが出来る
このタイミングで飼い主がするべきことは、生体が夏仕様の環境から冬仕様の環境に慣れるまでの間、できるだけ乾燥や過湿、そして余剰な輻射熱を避けられる避難場所、すなわちシェルターを充分に用意してやること、これに尽きる。
避難場所が充分確保できれば、飼い主の試行錯誤にもある程度我慢して耐えてくれるのだ。
みーばい亭のレイアウト・コンセプトは、真っ白なサンゴの浜辺でも、カラフルな玩具売り場でもなくて、「離島の集落の民宿の裏庭の片隅」だから、シェルターもその辺りを意識して小汚く設置している。
具体的には、植木鉢や流木、貝殻、サンゴなどを出来るだけごちゃっと組み合わせた感じ。
冒頭と下の画像がメインのシェルター。
ここが最終避難場所。そのまま床砂に潜っても崩れないように、土台の植木鉢は底近くまでしっかり埋め込んである。

上面ヒーターに近いタッパー上部は乾燥が激しいので、レンガ、岩牡蠣殻、石などを、砂面を覆うように配置。
それでも、表面はサラサラに乾くが、自重のある珪砂が15㎝の厚みでみっしりと詰まっているのだから、砂中はしっとり湿った状態を維持できている。

そして、こちらは水入れの台を兼ねたレンガ。
下の穴はオカヤドカリが自分たちで掘った「石の下シェルター」。
ハクチョウゲの小枝を夜食に引き込んで、今頃はいぎたなく眠りこんでいることだろう。

「It's just a shot away」
「ヒーターの熱に撃たれちまう、もっと避難場所を!」

改めて聴くと、ミックのヴォーカルも悪くないやん・・って、歌ってるのは、ほとんどメリー・クレイトンか(^^;


 

コメント (1)

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