オカヤドカリ愛好家の間では、鉗脚や歩脚の毛の状態で脱皮状況を判別する方法が推奨されているようだが、もともと体毛の薄いオカヤドカリ類、特に小型個体の場合は経験上、少しばかりの「慣れ」が必要ではないか思う。
その点、標準和名に堂々と「毛深」と冠しているケブカヒメは、非常に分かりやすい(笑)
今週の初めごろ、2匹の魔貝(ヒメヨウラクガイ)に攻撃されているケブカヒメを目撃して心配していたのだが、どうやら無事に脱皮を成功させたようで、金曜日の今日、体毛ボーボーの雄姿を見せてくれた。
因みにウチナーグチでボーボー(宝宝)と言えば赤ん坊の事である。
脱皮の度に、人生をリセットしてボーボーからやり直す・・・。
のんべんだらりと成長し、のんべんだらりと老いていく内骨格生物からすれば、ちょっとうらやましい部分もある。
そういえば脱皮するわけではないけれど、トリトン族の成長の仕方にもちょっと憧れるなぁ。
でも、彼らはどういう風に老いていくのだろう?
ピピが一気にオトナになった時はドキドキしたけど、歴代のポセイドンと一緒に、地球の周回軌道を永遠に回り続けるのはちょっとねぇ・・(^^;