Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーの交響曲第1番ニ短調を聴きながら、二俣川から緑園都市まで歩く

2015-05-18 05:44:21 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日は二俣川から緑園都市まで往復で歩きました。
途中聴いたのは1871年オーストリア生まれの作曲家、
ツェムリンスキーが1981・92年頃に作曲した交響曲第1番ニ短調である。
今回聴いたCDはルドヴィート・ライテル指揮、
スロヴァキア放送交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
ゆったりとした感じの序奏で始まり、
そのあと力強く現れる叙情的な第一主題で始まり、
それとは対照的な穏やかで牧歌的な第二主題が現れる。
提示部が終わると展開部に入り、第一主題を中心に、
ドラマティックな展開がされていくが、
このあたりはワグナー風な部分を感じさせる。
金管楽器が鳴り響くところはブルックナー風ともいえるかもしれない。
最後は第一主題が繰り返されて、最後は穏やかに終わる。
第二楽章スケルツォ(アレグロ・スケルツァンド)は、
舞踏風の旋律が繰り返されたあと、中間部では牧歌的な旋律が現れる。
徐々に金管楽器も加わり盛り上がりをみせたあと、
再び冒頭の舞踏風の旋律が繰り返されて、最後力強く終わる。
第三楽章「とても心を込めてそしてゆるやかに」は、
弦楽器によりゆったりとした旋律が奏でられて始まる。
しかし、途中で金管楽器や打楽器が加わり、
ドラマティックに盛り上がる部分もみられる。
オペラの中の音楽を思わせるような耽美的なところもあり、
最後は弦楽器中心に穏やかな感じで終わる。
ライテル盤はここでなぜか終わりであるが、
他の盤は(コンロン盤など)は第四楽章まであるので、以下に触れる。
第四楽章モデラートは、オーボエが奏でる旋律で始まる。
弦楽器とオーボエ・金管楽器とのやりとりが続き、
そのあと弦楽器が伸びやかな旋律を奏でていく。
盛り上がるところ、穏やかな部分が繰り返され、
徐々に盛り上がりをみせて、最後力強く終わる。
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イニャース・ジョジェフ・プレイエルの交響曲ニ短調B.147を聴く

2015-05-17 10:04:08 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日と仕事に追われ、ウォーキングを休みました。
やっとそれが終わって一息ついているところです。
今回取り上げるのは1757年オーストリア生まれの作曲家、
プレイエルが1791年に作曲した交響曲ニ短調B.147である。
今回聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章マエストーソ-アレグロ・コン・スピリート・クワジ・プレストは、
悲しみに満ちた、しかし堂々とした序奏で始まる。
そして主部に入り、弦楽器が力強く生き生きとした第一主題を奏でていく。
続いて弦楽器が優しく愛らしい感じの第二主題を奏でて、
提示部が終わると展開部に入り、第一主題から展開されていく。
モーツアルトに似た優雅な部分とベートーヴェンに似た力強さを感じる。
最後は力強く、堂々とした感じで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器が叙情的な旋律を奏でて始まる。
中間部は木管楽器やホルンも絡んで優雅な感じになる。
弦楽器が再び叙情的な旋律を奏で、木管楽器が絡み、最後穏やかに終わる。
第三楽章メヌエット・エ・トリオ(アレグレット)は、
弦楽器が優雅で舞踏風のメヌエット主題を奏でて始まる。
トリオはホルンとフルートが活躍し、牧歌的な感じである。
弦楽器とフルートが旋律を対話するように奏でていくのがいい。
再び最初のメヌエット主題が奏でられて、最後力強く終わる。
第四楽章ロンド(アレグロ)は、弦楽器が生き生きとした旋律を奏でて始まる。
ホルンやオーボエ・フルートなど木管楽器も絡んでいく。
短調に転じたりもしながら、変化をつけていき、軽快に進行していく。
ティンパニの音とともに盛り上がって、最後は堂々とした感じで終わる。
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フランツ・フランティシェク・ベンダのフルート協奏曲イ長調を聴く

2015-05-15 05:38:44 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1709年生まれのドイツの作曲家、
ベンダが作曲したフルート協奏曲イ長調である。
今回聴いたCDはアンドラーシュ・アドリアンのフルート、
ミラン・ムンクリンガー指揮、
プラハ・アルス・レディヴィヴァ・アンサンブルの演奏による。
第一楽章アレグレットは、生き生きとした弦楽器の序奏で始まる。
フルートが入り、優雅で軽やかに主題を奏でていく。
弦楽器もその主題を繰り返し、その後は展開部に入る。
終わりの方で、カデンツァが入り、フルートが活躍する。
技巧的な演奏を披露した後、弦楽器のみで最後爽やかに終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器がゆったりとした旋律を奏でて始まる。
フルートが入り、その旋律を受け継いでいく。
終わりの方で、カデンツァが入ったあとは、
弦楽器のみで最後穏やかに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェ-マ・ノン・トロッポ・プレストは、
弦楽器による軽快な旋律で始まる。
フルートも入り、弦楽器と絡み合いながら進行し、
フルートが再び主題を繰り返し、
最後は弦楽器のみが残り、爽やかに終わる。
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アントン・ウェーベルンの「軽やかな小舟にて逃れ出よ」作品2を聴く

2015-05-14 07:16:50 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日と仕事に追われて忙しく、
ウォーキングどころでない状況です。
今回取り上げるのは1883年オーストリア生まれのウェーベルンが、
1908年に作曲した「軽やかな小舟にて逃れ出よ」作品2である。
今回聴いたCDはピエール・ブレーズ指揮、
ジョン・オールディス合唱団の演奏による。
シュテファン・ゲオルグの詩に基づき、
無伴奏混声合唱により歌われるこの曲は、
カノン形式によって作曲されているようだ。
神秘的な雰囲気を感じさせる短い2分半の曲である。
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マルセル・タイベルクのピアノ三重奏曲ヘ長調を聴く

2015-05-12 05:30:45 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1893年オーストリア生まれのタイベルクが、
1935年から36年にかけて作曲したピアノ三重奏曲ヘ長調である。
今回聴いたCDはミヒャエル・ルートヴィヒのヴァイオリン、
ローマン・メキヌコフのチェロ、チャン・ヤ=フェイのピアノの演奏による。
第一楽章アレグロ・マエストーソは、
ヴァイオリンが奏でる力強い第一主題で始まる。
ヘ長調の旋律はチェロも引き継いでいく。
第二主題はピアノに現れる悲しげで叙情的な旋律である。
変ロ短調のその旋律はヴァイオリン、チェロが引き継いでいき、
提示部が終わると展開部に入り、それぞれの主題が変形されていく。
再現部に入り、各主題が奏でられ、明るい響きはフランス的である。
最後は盛り上がって、力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポ-センプレ・カンターヴィレは、
チェロが叙情的な旋律を朗々と奏でていく。
途中で劇的な盛り上がりもみせるが、
全体穏やかな感じで弦楽器が旋律を歌い上げて終わる。
第三楽章ロンド:アレグロ・コン・フォーコは、
ヴァイオリンが生き生きとした旋律を奏でて始まり、
チェロがそれを引き継いで、叙情的な部分と舞曲風の明るい部分を
交互に見せながら、流れるように曲は進行し、
最後は主題を繰り返して終わる。
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