Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジャコモ・マイアベーアのバレエ音楽「スケートをする人々」を聴く

2015-05-24 11:47:08 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回でドイツ・オーストリア編については終わりにします。
今回取り上げるのは1791年ドイツ生まれの作曲家、
マイアベーアのバレエ音楽「スケートをする人々」である。
クレメンティやサリエリなどに師事し、
ピアノ演奏家として活躍したが、
のちに歌劇作曲家に転じ、多くの作品を残した。
バレエ音楽「スケートをする人々」は、
1849年に初演された歌劇「預言者」や、
1854年に初演された歌劇「北極星」の中から選曲し、
ランバートが編曲をし、1937年初演されたものである。
今回聴いたCDはジャン・マルティノン指揮、
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一曲「入場」は、ワルツのリズムに乗り低弦が旋律を奏でて始まり、
やがてヴァイオリンもその旋律を引き継いでいき、
華やかさを増し、盛り上がりをみせて終わる。
第二曲「パ・スル」は、金管楽器のファンファーレ風の旋律に始まり、
それが繰り返され、カスタネットも加わり、軽やかに終わる
第三曲「パ・ド・ドゥ」は、ハープの音に乗って、
弦楽器が舞踏風で叙情的な旋律を奏でて、美しい。
第四曲「アンサンブル」は、弦楽器が舞踏風の旋律を奏でて始まる。
華やかで堂々としながらも、楽しく明るい感じである。
第五曲「パ・ド・トロワ」も舞踏的な旋律が弦楽器により奏でられる。
金管楽器がリズムを支えているのは編曲によるものだろうか。
第六曲「デュエット」は、弦楽器が奏でる旋律はやや叙情的で、
やはり舞踏風であり、あっという間に終わる。
第七曲「パ・ド・パティヌール」は、力強い舞曲風の旋律である。
第八曲「終曲」は、速く軽快な旋律が弦楽器により奏でられて始まる。
金管楽器と木管楽器も加わり、盛り上がって最後は力強く終わる。


なお、今回までとりあげたドイツ・オーストリア編のCD等の情報は、
以下のアドレスのドイツ・オーストリア編の各項目中にNEWで示してあります。
http:/ club.pep.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html#cd_music
参考にしていただければ幸いです
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ヨゼフ・シュトラウスのワルツ「ディナミーデン(秘めたる引力)」作品173を聴く

2015-05-23 23:01:15 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1827年オーストリア生まれの作曲家、
ヨゼフ・シュトラウスが1865年に作曲したワルツ、
「ディナミーデン(秘めたる引力)」作品173である。
今回聴いたCDはルドルフ・ケンペ指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
ヴァイオリンが旋律をゆったりと奏でる序奏に始まり、
いったん盛り上がったところで静まり、主部に入る。
ヴァイオリンがワルツのリズムに乗って主題を奏でていく。
優雅さと華やかさが混じりながら、最後は盛り上がって堂々と終わる。
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ヨハン・ゴットフリート・ミューテルのフルート・ソナタニ長調を聴く

2015-05-22 06:28:34 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1728年ドイツ生まれの作曲家、
ミューテルが作曲したフルート・ソナタニ長調である。
メルンに生まれた彼は、オルガニストとして活躍していた父に音楽を学び、
のちバッハに師事し、バッハ最後の弟子となった。
その後鍵盤楽器奏者・作曲家として活動した。
今回聴いたCDはバルトルド・クイケンのフラウト・トラヴェルソ、
ボブ・ヴァン・アスペレンのチェンバロの演奏による。
第一楽章アダージョは、フラウト・トラヴェルソの奏でる旋律に、
チェンバロが絡んで始まり、優雅さを感じさせる。
第二楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
軽快で生き生きとした旋律が奏でられて始まる。
フラウト・トラヴェルソとチェンバロの掛け合いが楽しい。
第三楽章カンターヴィレは、舞踏風のリズムに乗って、
フラウト・トラヴェルソが旋律を歌うように奏でていく。
速い動きもみせ、聴き応えのある楽章である。
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ヨハン・フィリップ・キルンベルガーのフルート・ソナタト長調を聴く

2015-05-21 06:29:32 | 古典~現代音楽ドイツ編
一昨日、昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1721年ドイツ生まれの作曲家、
キルンベルガーが作曲したフルート・ソナタト長調である。
ザールフェルトに生まれた彼は、バッハに学んだ弟子で、
のちプロイセン王国フリードリッヒ2世の宮廷で、
ヴァイオリニストとして活動し、その後この宮廷の音楽監督になった。
今回聴いたCDはバルトルド・クイケンのフラウト・トラヴェルソ、
ボブ・ヴァン・アスペレンのチェンバロ、
ヴィーラント・クイケンのチェロの演奏による。
第一楽章アダージョは、チェンバロとチェロの伴奏に乗って、
フラウト・トラヴェルソが伸びやかに旋律を奏でていく。
第二楽章アレグロは、軽快で生き生きとした旋律が、
フラウト・トラヴェルソにより奏でられていく。
チェロとの掛け合いもあって楽しく、華やかな感じである。
第三楽章アレグロは、フラウト・トラヴェルソが、
堂々とした旋律を奏でて始まるが、
速い動きの部分もあり技巧的である。
華麗な部分をみせながら最後は穏やかに終わる。
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ヨゼフ・ヨアヒム・ラフの交響曲第7番変ロ長調作品201「アルプスで」を聴く

2015-05-19 06:44:17 | 古典~現代音楽スイス編
昨日はウォーキングを休みました。
さて、今週あたりでドイツ・オーストリア編は終わりにしようと思います。
今回取り上げるのは1822年スイス生まれの作曲家ラフが、
1875年に作曲した交響曲第7番変ロ長調作品201「アルプスで」である。
今回聴いたCDはヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮、
フィルハーモニア・フンガリカの演奏による。
第一楽章「高山でのハイキング」(アンダンテ)は、
トゥッティーに始まり、堂々とした旋律が奏でられる。
そのあとは軽快な感じの旋律が奏でられ、のどかな感じでもある。
雄大な山岳の自然を感じさせるかのようにホルンが鳴る。
そして主題が弦楽器と金管楽器により力強く奏でられていき、
続いて木管楽器に流れるような明るい主題が現れる。
主題は自由に展開され、フーガ風に展開するところもあり、
山登りする者たちの楽しい感じを伝えているかのようである。
最後は高揚する中、堂々とした感じで終わる。
第二楽章「宿屋にて」(アンダンテ・クワジ・アレグロ)は、
弦楽器によりやや暗く叙情的な旋律が奏でられて始まる。
舞踏的なリズムに乗って、軽やかに旋律が奏でられていく。
中間部は対照的で明るく生き生きとして軽やかな感じだが、
時々冒頭の旋律が顔を出し、やがて支配的となり、
最後はその冒頭の旋律で力強く終わる。

第三楽章「湖水にて」(ラルゲット)は、
弦楽器とファゴットで、ゆったりとした旋律を奏でて始まる。
ホルンも鳴り響き、山が聳え立つ雄大な自然の情景が描写される。
そして静かにたたずむ湖面の姿が弦楽器のゆらめく音で表現される。
最後も穏やかな感じで静かに終わる。
第四楽章「シュヴィングフェストにて-別れ」(アレグロ)は、
木管楽器の軽やかな感じで始まり、フルートが明るい主題を奏で、
弦楽器がピチカートで軽やかな感じを加えている。
弦楽器がその主題を繰り返していき、
次にチェロが別の力強い主題を奏でていく。
シュヴィングフェスト(Schwingfest)とは、
スイスで行われるレスリングのような競技大会のようだ。
そしてもう一つの力強い主題が現れ、これはブラームス風だ。
そして、音楽は主題をもとにフーガ風な展開をみせ、
各主題が絡み合っていき、盛り上がりをみせていく。
最後は弦楽器と金管楽器・ティンパニ中心に高揚して力強く終わる。
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