昨日は横浜から鶴ヶ峰まで歩きました。
途中聴いた曲は、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調。
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」は、1874年に作曲された。
その後1878年から1880年かけて改訂され、第2稿が完成した。
聴いたCDは、この第2稿によるものを使ったギュンター・ヴァント指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章「快速に、しかし速すぎぬように」はソナタ形式で書かれている。
冒頭の弦楽器による幻想的なトレモロに乗って、
ホルン・ソロがゆっくりと動機を奏でる。
この第一主題は木管楽器に引き継がれていくが、
森の夜明けを思わせるようで、ロマンティックである。
そのうち音楽は徐々に盛り上がり、全合奏で奏される。
そのあとヴァイオリンで奏される第二主題など現れる。
これらの主題が展開部ではホルンと木管楽器でやりとりしながら、
ブルックナーらしい世界を作り出していく。
この盤で見せる金管楽器の演奏もなかなか素晴らしいし、
弦楽器のやわらかい音、引き締まったコントラバスの音などもいい。
再現部はホルンとそれに絡むフルートによって始まる。
最後のコーダでは繰り返す弦のリズムに乗って、
管楽器が加わり、徐々にトッティで盛り上がっていき、
最後は堂々とそして力強く終わる。
第ニ楽章アンダンテ・クワジ・アレグレットは、
弦楽器の哀愁漂う旋律に始まり、
チェロがゆっくり歌うように第一主題を奏する。
そしてピッチカートの上にヴィオラで奏される第二主題が続く。
森の中を歩きながら何かと思うようなそんな雰囲気の音楽である。
それぞれの主題は、そのあと展開されていき、
金管楽器を中心に盛りあがりをみせる場面や、
弦楽器を中心に管楽器が時々加わるしんみりとした部分を繰り返す。
最後の方で金管楽器が加わり壮大なクライマックスが築かれ、
ティンパニが叩く音の上にクラリネットとホルンが響いて静かに終わる。
第三楽章スケルツォ「快速に」は、三部形式で書かれている。
狩猟を思わせるような幻想的なホルンの吹奏で始まる。
音楽はやがてテンポをあげて盛りあがりをみせて終わる。
トリオはレントラー風の舞曲であり、のどかで田園風である。
それが終わると再び冒頭の部分が繰り返され、盛り上がって終わる。
録音がいいのもあって木管楽器の動きが速いところも聴こえ、
演奏者にとっては結構手ごわそうにも思える。
第四楽章フィナーレ「快速に、しかし速すぎぬように」は、
自由なソナタ形式で書かれている楽章である。
弦楽器の刻むリズムに乗って、ホルンとクラリネットが、
三つの音による動機を繰り返していく。
そして金管楽器中心に盛り上がりをつくり、
第一主題が全楽器のユニゾンで力強く奏されていく。
第二主題は弦楽器によって示され、管楽器も絡んでいく。
そして、嵐にように金管楽器全体で奏される重厚な音楽。
自然の情景を思わせるような優しい旋律。
ヴァントは各楽器の音をしっかり浮き上がらせていく。
ベルリン・フィルの音はもちろん素晴らしいのだが、
それをコントロールするヴァントの指揮ぶりも素晴らしい。
しっかり聴きこんでみると、演奏の良さが良くわかる。
ブルックナーの音楽特有のオルガンのような響きが聴こえる。
コーダの金管楽器を中心に徐々に盛り上がっていくところはなかなかだ。
その大音響の中、最後は華やかにそして堂々とした感じで終わる。
途中聴いた曲は、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調。
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」は、1874年に作曲された。
その後1878年から1880年かけて改訂され、第2稿が完成した。
聴いたCDは、この第2稿によるものを使ったギュンター・ヴァント指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章「快速に、しかし速すぎぬように」はソナタ形式で書かれている。
冒頭の弦楽器による幻想的なトレモロに乗って、
ホルン・ソロがゆっくりと動機を奏でる。
この第一主題は木管楽器に引き継がれていくが、
森の夜明けを思わせるようで、ロマンティックである。
そのうち音楽は徐々に盛り上がり、全合奏で奏される。
そのあとヴァイオリンで奏される第二主題など現れる。
これらの主題が展開部ではホルンと木管楽器でやりとりしながら、
ブルックナーらしい世界を作り出していく。
この盤で見せる金管楽器の演奏もなかなか素晴らしいし、
弦楽器のやわらかい音、引き締まったコントラバスの音などもいい。
再現部はホルンとそれに絡むフルートによって始まる。
最後のコーダでは繰り返す弦のリズムに乗って、
管楽器が加わり、徐々にトッティで盛り上がっていき、
最後は堂々とそして力強く終わる。
第ニ楽章アンダンテ・クワジ・アレグレットは、
弦楽器の哀愁漂う旋律に始まり、
チェロがゆっくり歌うように第一主題を奏する。
そしてピッチカートの上にヴィオラで奏される第二主題が続く。
森の中を歩きながら何かと思うようなそんな雰囲気の音楽である。
それぞれの主題は、そのあと展開されていき、
金管楽器を中心に盛りあがりをみせる場面や、
弦楽器を中心に管楽器が時々加わるしんみりとした部分を繰り返す。
最後の方で金管楽器が加わり壮大なクライマックスが築かれ、
ティンパニが叩く音の上にクラリネットとホルンが響いて静かに終わる。
第三楽章スケルツォ「快速に」は、三部形式で書かれている。
狩猟を思わせるような幻想的なホルンの吹奏で始まる。
音楽はやがてテンポをあげて盛りあがりをみせて終わる。
トリオはレントラー風の舞曲であり、のどかで田園風である。
それが終わると再び冒頭の部分が繰り返され、盛り上がって終わる。
録音がいいのもあって木管楽器の動きが速いところも聴こえ、
演奏者にとっては結構手ごわそうにも思える。
第四楽章フィナーレ「快速に、しかし速すぎぬように」は、
自由なソナタ形式で書かれている楽章である。
弦楽器の刻むリズムに乗って、ホルンとクラリネットが、
三つの音による動機を繰り返していく。
そして金管楽器中心に盛り上がりをつくり、
第一主題が全楽器のユニゾンで力強く奏されていく。
第二主題は弦楽器によって示され、管楽器も絡んでいく。
そして、嵐にように金管楽器全体で奏される重厚な音楽。
自然の情景を思わせるような優しい旋律。
ヴァントは各楽器の音をしっかり浮き上がらせていく。
ベルリン・フィルの音はもちろん素晴らしいのだが、
それをコントロールするヴァントの指揮ぶりも素晴らしい。
しっかり聴きこんでみると、演奏の良さが良くわかる。
ブルックナーの音楽特有のオルガンのような響きが聴こえる。
コーダの金管楽器を中心に徐々に盛り上がっていくところはなかなかだ。
その大音響の中、最後は華やかにそして堂々とした感じで終わる。