Mars&Jupiter

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エドゥアルド・トゥビンのバラライカ協奏曲を聴きながら三枚町から鶴ヶ峰駅まで歩く

2009-05-19 06:12:19 | 古典~現代音楽バルト3国編
昨日は三枚町から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1905年生まれのトゥビンの作品。
彼の略歴は交響曲編で以前触れたので省略する。
バラライカ協奏曲は、1964年に作曲された。
バラライカやマンドリン奏者として欧米で活躍していた
ニコライ・ツヴェトノフという医学者の依頼で作曲し、
1965年3月24日にスウェーデン放送で、
ツヴェトノフの独奏、エッケルベリ指揮、
エーテボリ交響楽団によって初演されたようだ。
今回聴いたCDの演奏はシェインクマンのバラライカ、
ネーメ・ヤルヴィ指揮、スウェーデン放送交響楽団によるものである。

第一楽章アンダンテ・マ・ルバート~
ポコ・アレグレット・ノン・トロッポは、
短い導入に続き、バラライカ独奏が入る。
バラライカはロシア民謡で使われるポピュラーな楽器だが、
ここでは音楽自体がややシリアスな感じなので、
同じバラライカとはいえ、聴いた感じがだいぶ違う。
音楽の荒々しいところはプロコフィエフを感じさせる。
速いテンポの中で軽快に弾くバラライカ奏者の、
技巧的で快い演奏を聴くことができる。

第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
ゆったりとしたテンポで荒涼とした中、
不協和音も混じり、刺激的な音楽が展開される。
深刻で重い感じが全体を占めている。
第三楽章アレグロ・ジョコーソは、
弦楽器の変則的な拍子に乗り、
バラライカが軽快に演奏を展開していく。
打楽器と金管楽器で荒々しい音楽が展開され、
バラライカ独奏のみの部分を経て、
最後は管弦楽のトゥッテイで華々しく終わる。
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