Mars&Jupiter

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ミシェル・コレットのフルート協奏曲第6番ホ短調作品4の6を聴きながら、三枚町から上星川駅まで歩く

2009-05-29 04:11:24 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は雨の中、三枚町から上星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは1709年生まれのコレットの作品。
時期的にはバロック時代の作曲家ではあろうが、
ブラヴェ同様にここで取り上げておく。
ルーアンに生まれた彼の経歴については、
詳しい記録があまり残っていないため断片的な部分しかわかっていない。
1726年にサン・マリー・マグドレース教会のオルガニストになったこと、
他カトリーヌ・モリセと1733年に結婚したこと、
その後も各地でオルガニストとして活躍したことぐらいはわかっている。
オルガニストとして活躍したのではあるが、
器楽曲以外に宗教音楽なども手がけているようである。
フルート協奏曲第6番ホ短調作品4の6は1729年頃に完成されたようだ。
今回聴いたCDの演奏はランパルのフルート、
レッパード指揮のスコットランド室内管弦楽団によるものである。

第一楽章アレグロは、フルートと管弦楽により始まり、
それは華麗さを感じさせる宮廷的な音楽である。
速い動きの独奏フルートと管弦楽による旋律は、
少し哀愁を帯びてはいるが、気品のある曲である。
第二楽章ラルゴは、ゆったりとした牧歌風の音楽で、
感傷的であるが、たっぷりと歌うフルートの音が心地よい。
いかにもフランス的で宮廷的な音楽である。
第三楽章アレグロは、前の二つの楽章に比べると対照的で、
イタリア風のスタイルの音楽で、
弦楽器による前奏に続き独奏フルートが入り、
両者が絡み合っていく音楽となっており、
コンチェルト・グロッソ風に展開し颯爽と終わる。