Mars&Jupiter

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ヴァン・ホルンボーのチェロ協奏曲作品120を聴きながら二俣川から緑園都市駅まで歩く

2009-05-11 05:03:36 | 古典~現代音楽デンマーク編
昨日は二俣川から緑園都市駅まで往復で歩きました。
緑園都市の住宅街を走る歩道には起点から600mまでの間に
100m間隔に距離の表示があるので便利である。
600m歩いてかかったタイムを見ると5分26秒であった。
つまり100mあたり54~55秒ということになる。
だから1kmで考えると約9分で歩くということで、
実際の道では信号待ちもあるので、時速約6kmだろうなと思う。
途中聴いたのは1909年デンマーク生まれのホルンボーの作品。
彼の略歴については声楽曲・合唱曲編で触れたので省略する。
チェロ協奏曲作品120は1974年から1979年の間に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はクレルヴォ・コヨのクラリネット、
サラステ指揮のフィンランド放送交響楽団によるものである。

チェロ協奏曲は、単一楽章制のようで各楽章は切れ目なく続く。
実際には五つの部分から構成されるようだがその切れ目が分かりにくい。
第一部モデラートは、下降する二つの音型が、
冒頭から何度も現れ、それに導かれチェロ独奏が入る。
この二つの音型は激しくそして荒々しく印象的である。
弦楽器がバックで奏でる音楽はニールセン風でもある。
チェロは語るように朗々と旋律を奏でていく。
最後の方で冒頭の荒々しく下降する二つの音型が繰り返され、
次の叙情的な第二部アンダンテに続く。
中間部はやや情熱的に盛り上がるところもある。
それが終わると静まり、ゆったりとしたテンポの中、
チェロ独奏がそっと語りかけるように旋律を奏でていく。
そして第二部の終わりでは下降する二つの音型が再び始まる。

第三部ヴィヴァーチェは弦楽器を中心に、
第二部とは対照的に軽快なテンポで旋律が奏され、
それにチェロ独奏が加わって展開していく。
第四部テンポ・ジュストのジュストは正確なという意味だ。
ゆったりとしながらも確実なテンポで壮大な音楽を展開していく。
第五部はヴィヴァーチェなのだが、
どこからそうなのかは素人では分かりにくい。
このあとチェロ独奏によるカデンツァが入り、
チェロは時に激しく情熱的に旋律を奏でながら、
奏者の技巧的な部分を発揮しつつ音楽を展開していく。
このカデンツァは第四部の続きなのか第五部に入るのか、
わからないくらいカデンツァのあとは短い。
再び冒頭の下降する二つ音型が登場して協奏曲は終わる。
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