バルダッサーレ・ガルッピのフルート協奏曲ニ長調を聴きながら、上星川から横浜まで歩く

昨日は結婚記念日だったので、夜は家で少しリッチな食事。
成城石井の横浜店に行き、それにふさわしいチーズを探す。
ウォッシュタイプのチーズやブルーチーズのロックフォール、
チェダーチーズなどを買い、フランスパンも買った。
これらとフランスワインと妻が作ってくれたローストビーフで、
我が家でちょっとした贅沢な時間を楽しむ。

昨日は上星川駅から横浜駅まで歩きました。
途中聴いたのは1706年生まれのガルッピの作品。
彼はヴェネツィアに生まれ、アントニオ・ロッティに師事し、
フィレンツェでチェンバロ奏者として活躍し、
その後ヴァネツィアに戻り、オペラ作曲家として活躍した。
ロンドンやセンクトペテルブルクなどでも活躍したが、
人生のほとんどはヴェネツィアで過ごし、
聖マルコ大聖堂の楽長にもなっている。
オペラやチェンバロなどの器楽曲を多く作曲している。
フルート協奏曲ニ長調の作曲年代の詳しいことはわからない。
今回聴いたＣＤの演奏はランパルのフルート、
シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティによるものである。

第一楽章アレグロは、冒頭から弦楽器中心に
ヴィヴァルディの協奏曲風な音楽が奏される。
独奏フルートが入り、軽快なテンポに合わせ、
ランパルは流れるような旋律を華麗に奏でていく。
短いカデンツァを経て、さわやかに終わる。
第ニ楽章アダージョ、ピアノ・センブレは、
冒頭で感傷的な旋律が弦楽器中心に奏でられ、
それを独奏フルートが引き継いでいく。
ゆったりとしたテンポの中で、歌うように、
フルートが奏でる旋律はせつなくて印象的だ。
第三楽章アレグロ・アッサイは、前楽章とは一転し、
速いテンポの旋律が弦楽器中心に奏され、
独奏フルートがファゴットとともに、
軽快に優雅な旋律を奏でていく。
最後は弦楽器中心に颯爽と終わる。