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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ビン・ラディン殺害が正義か?

2011-05-04 | 政治と金

 アルカイダの創始者あるいは指導者である、オサマ・ビンラディンが殺害された。テロ組織の首謀者である。当然の最後かもしれないが、これが正義であるのだろうか。

 アメリカの前大統領のブッシュが、「正義」を口にしてかなりOsama_bin_laden002 の支持を得た。オバマもこの殺害で、それを踏襲した感がある。アメリカ国民に向けて「正義」を口にし、テロの危険が減少したと言う。テロの危険は増大すると思うが、この背景はアメリカが作ったことである。

 ブッシュが、何の根拠もなくイラクに攻め入ったのは、フセイン憎しの一心である。そのフセインを支援して、大統領に就かせたのは他ならぬアメリカである。対イラン戦の支持のためであったが、お忘れか?

 ビン・ラディンがアフガンに入って、ソビエトと戦った彼らに、武器と資金を与えて戦わせた。その首謀者を今度はアメリカが殺害するのである。

 こんなアメリカに正義などあるわけがない。彼らにあるのは、目先の国益だけである。アメリカのためになるなら、思想や立場など何でも良いのである。

 もっと気をつけて見なければならないのは、アメリカがパキスタンと言う国家に、何の了解もなく自由にターゲットの殺害が出来ると言うことである。国家の主権は何処にある?

 同じようなことが、リビアでヨーロッパ各国が組んで行われPhotoている。カダフィは悪である。誰がどのような手段を用いて倒してもそれは、正義と呼ばれることになるのだろうか?

 ましてや、パキスタンはイスラム唯一の、核保有国家である。すでに20発以上所有していると思われる。それに、アルカイダ支持者がかなりいる。政権もアメリカ寄りになると、支持されない。ビン・ラディン殺害で更に、テロの危険性は増すようになると思われる。

 カダフィもビン・ラディンもフセインも支持するつもりは毛頭ないが、国益とはないか、国家とはなにかを考えさせられる事件である。

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そもそも、彼の殺害情報は今まで何度も出ています... (しんきち)
2011-05-05 12:28:47
そもそも、彼の殺害情報は今まで何度も出ています。一説にはもう9回目とか。本当に、今まで彼は生きていて、今回殺害されたんでしょうか。何しろ、世界一の謀略国家アメリカですからね。なんか隠された裏があると考えるのがむしろ自然ではないでしょうか。オバマ再選のため??考えれば考えるほど、疑問は深くなってきます。黙示録13章の「第二の獣」である米国の今後の動向には目を離せません。
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FBIはオサマを911事件の犯人と断定する根拠... (yaji)
2011-05-07 12:24:42
FBIはオサマを911事件の犯人と断定する根拠がなくて捜査はしてなかったという。
米軍は戦争装置だから多分法規的制約は無用なのでしょうね?。
ビンラーディン家は元来がユダヤ系で、ブッシュ家と同じ巨大石油系列資本のオーナーでもあるらしいです。
911事故の直後に特別機で一族は早々と米国脱出の便宜を受けたとかで利害が共通する立場にあり、従って、911そのものがユダヤ資本家による目的を持った内部犯行との陰謀説が世界はおろか、米国内でも大半を占めているのが実態のようです。
あのビルの崩壊の様子やその他数え切れない矛盾を抱えていては、陰謀論の方が納得がいきますね。兎に角、危機管理(防衛体制)があれ程お粗末な訳がないでしょう?。
察するに、この度の殺害の件も如何にもショー的であり、肝心な情報を伏せて無用な場面が報じられてます。
世界の警察も、恐らくこの様な武力外交しか残されていないのでしょうか?。
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