安倍晋三次期首相が、走り回っている。二度目なのでそつなく手を打っている。選挙前報道では、原発・TPP・消費税があたかも論点であるかのように扱われたが、世論はは景気浮揚を最も望んでいることが判っていた。
それを受けて、早速金融緩和という禁じ手を打ち出してきた。市場は早速反応している。日銀総裁は、残り3か月の任期を見ながら、安倍に従ったふりをしている。次は、安倍の息のかかった人物が、小沢が引き出した現白河総裁に代わって就任するであろう。
経済対策は、パフォーマンスが大きければその分市場が反応するが、効果のほどは、金融緩和であれば早くて3年先であろう。景気の動向がどのようになるかは、その時次第である。希望的政策と言える。
経済効果が見える前に、安倍はやりたいことをやればいいのである。最も重要で国民に不人気の消費税は、野田がかぶってくれた。安倍はのうのうと続ければいいのである。
うまい具合に同時期に韓国でも、大統領の娘が就任した。先ごろ就任した中国の習近平国家主席も、副主席の息子様である。北朝鮮は色合いが違うが、一年前にやはりお坊ちゃまが就任している。期せずしてか、北東アジアの気候風土か知らないが、最高権力者のお坊ちゃまやお嬢様が最高権力者に就任した。
韓国との関係は、旧知の二人であることもあって、いち早く親書を携えた親韓国の額賀を特使として送っている。あれほど強硬だった竹島についても、祝い事は棚上げするようである。
経済対策のもう一方は、公共投資である。これも一時的に特定の地域や企業を潤すではあろう。しかし、この手法は国家に大きな負の遺産をかけ、財政不良の原因になって、国家の礎が揺らいでいる原因になっていることを忘れてはならない。
こうしたことを見てみると、安倍は3年ほどはボロが出る前に走るかもしれない。国民は騙されて、それとは知らずに支持することなるだろう。周辺の動きや、世界的経済動向も上向いていることもあって、安倍政権は意外と長期政権になるかもしれない。
アジアでいち早く経済成長をしたこの国が高齢化したにもかかわらず、発展途上時の政策を打ち出して経済浮揚を行おうとしている。経済効率が優先された社会がもたらした矛盾をさらに拡大させることになる。
もっと落ち着いた国家の建設をすべきである。具体的には、格差をなくし、医療や福祉を充実させ、食料自給を上げ環境保全を重視し、持続可能で安定した社会にするべきなのである。
安倍のやろうとしている、集団的自衛権の容認を機にして、もっとも危惧されるのが憲法改正である。軍隊を持ち戦争のできる国家が、彼の目標である。それが国家を強くするとお思い込む、軍事大国への道はさらなる軍事大国へ歩むだけである。怖ろしいことである。
彼の脅威・暴走を防ぐためには、それが一番現実性があるかもしれません。どのような悪い人物であっても、そういう期待をするのは不謹慎だとはわかっていますが、彼のせいでこの国全体が取り返しのつかない破滅に陥り、国民全部が地獄の苦しみを強いられるよりはましではないかと。
どちらにしても、背後の勢力に操られ、国民のことなど全く考えていない彼は、もう間もなくそれに相当する「報い」を必ず受けるでしょう。
それよりも、一番重要なことは、年が明ければもう、2015年あたりに向け、大地震はじめ破滅的天変地異が頻発し、日本のみならず世界中が終末の大艱難の嵐に巻き込まれる予感がしてなりません。
そのことは預言されている以上、必ず成就・現実のこととなります。
まず何より、その産みの苦しみの時に備え、各自が霊的準備をすることが必須です。
その大艱難の中では、憲法改悪や、経済改革などは吹き飛んでしまうことでしょう。それどころではない、歴史上かってない大苦難の災害の季節、大いなる悩みの時に日本と世界が投げ込まれるからです。
しかし、その産みの苦しみの後にこそ、私たちの最大の希望があるのです。この世界の滅びた先に。その時を待ち望みたいと思います。