ワグネルの創始者のプリゴジンが、反乱後ロシア国外のベラルーシに兵士を連れて行くことでことを治めたはずであった。が、ロシアに戻って家宅捜査などを受けこれに立ち会っていた。
プリゴジンはプーチンと仮想武装蜂起の直後6月29日にクレムリンで会談していたことも判っている。ワグネルのロシア軍へ吸収を断ってベラルーシへの道を選んだプリゴジンであるが、その後の行方が判っていない。
国内のワグネルの兵器は全て没収されている。プリゴジンはワグネルの兵士は2万人戦死していると述べている。大口を叩く傾向にある男ではあるが、ロシアの発表した数字の倍である。最前線に置かれた兵士の多くは囚人であると言われているが、話半分にしても万に及ぶ数字の人間の死者数を平然と述べる、政治的な政党制に使うなどとは異常でしかない。
プリゴジンにしても外食産業で成功した人物であるし、プーチンにしても大統領就任当初は西側に足並みをそろえるかに見えた。
今回のプーチンのウクライナ侵略は、とりわけかつてのソビエトの連邦国であった国々は恐怖に怯え、軍事同盟にNATOに助けをもとめるようになる。
アメリカのメディアは既にプリゴジンは殺害されているとまで報道しているところが、複数ある。
それにしても、大ロシア民族の誇りの回復や、ネオナチの掃討作戦と言いながら、侵略併合した少数民族を使ったり軍事企業に受刑者を提供し最前線で戦わせたりと、プーチンの侵略理由さえ意味などないことがはっきりしている。
民間軍事会社を使っていると、今回のような牙をむかれることもあるが、切って捨てるにはなんの障害もないことでもあるのだ。