そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三が殺害されて1年になるが、この男を法廷に引き出せなかった無念は消えない

2023-07-08 | 安倍晋三

安倍晋三が殺害されて1年になる。安倍晋三の政治生命は断ちたいとは思ってはいたが、肉体までとは思ってもいなかった。
とても残念なのは、彼を法廷で裁く機会を失ったことである。憲法は国家の最高法規であるが、罰則規定がない。数々の憲法違反を重ねてきたが、理屈など後からついてくるとばかりに、やりたい放題である。そしてそれは数だとばかり、選挙対策は周到で、不利なことは黙したままで、傘下に賛同する政治家を配し、苦しくなると虚言で乗り切り、これまで聖域とされ信頼の篤かった公文書を廃棄、隠蔽、改竄する。哀れな政治家であったといえる。
安倍晋三死去については、反原発を研究者として長年主張し続けてきた、小出裕章氏の言葉に強く賛同する。
小出さんは、アベさんと遠慮がちに見下す敬称で、最も嫌いな政治家としながら、《アベさんがやったことは特定秘密保護法制定、集団的自衛権を認めた戦争法制定、共謀罪創設、フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致、そしてさらに憲法改悪まで進めようとしていた。 》と的確に指摘している。
内閣府を警察官僚で固めたが、犯罪者を取り締まる官僚集団の犯行は度し難い。安倍派は巧みに人事と褒賞で彼らから倫理を奪い、無数の禍根を教訓に積み上げてきた民主主義体制への挑戦と破壊である。
そしてそれは修復されることなく、岸田文雄によって去らなく拡大へ、安倍の日いたレールを更に速度を速め、幅を広げようとさえしている。
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