ヨーロッパ最大のザホリージャ原発は、ロシア軍に占拠されたままである。原子炉建屋全ては、ロシア国旗に彩色されている。
ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が占拠を続けるザポリージャ原子力発電所について、「ロシア側が爆発物のようなものを設置したという情報がある」と述べ、何らかの破壊工作を行う可能性があると訴えました。これに対し、ロシア側は攻撃を計画しているのはウクライナ側だとして、双方の主張が対立している。
ロシアの破壊工作は予測されることであるが、ウクライナの破壊は西風を見込んだロシア側への攻撃ともとれるが、自国の原発を攻撃爆破するとは考えにくい。
ザホージージャ原発の冷却水も提供していた、ドニエプル川のカホウカダムが決壊したが、これもウクライナがやったとロシア側が発表している。ウクライナの反転攻勢を阻止するため、ロシア軍が破壊したことが、ほぼ明らかになっている。
ロシア軍による原発占拠そのものが、どう見ても不法である。ウクライナの電力供給を停止させ、核の脅威で威圧する行為と言わざるを得ない。
先日オンラインで、退職された元原発関係者の話を聞いた。この方は、ウクライナ戦争の教訓は食料問題など沢山あるが、原発が戦争になれば効率的な的になることを、プーチンが教えてくれたことが大きい、と述べていた。
世界最大の原発事故を起こしていながら、未だに多くの核廃棄物の処理どころか所在さえ解明されていない日本が、原発の再稼働や新設をするなどとは尋常の神経では考えられない。日本政府、岸田文雄は狂っているとしか言いようがない。
再稼働するなら、ミサイル攻撃に耐えられる建屋を基準にすべきである。債務国家に膨大な軍事に特化した安全保障を科するなら、原発の脅威を棚ざらしすることになる。再稼働するなら、原発建屋をミサイル耐性にするべきである。