前原誠司が頑張っている。なんといっても八ツ場ダムに、政権交代後真っ先に取り組んだのは評価したい。彼は早くに父を亡くし、苦学しながら京都大学を卒業した。私の中学の隣の学区である。国粋主義者の高坂正尭教室の卒業であることが気にはなるが、とにかくぶれない。
昨日(24日)の予算委員会で、民主党の中島正純氏が、八ツ場ダムの請負業者について質問に立った。落札率95%以上で7割の事業が落札されている。受注業者が、4925万円政治献金をしているが、19が自民党で民主党が3である。自民党は上野公成が1370万円、中曽根弘文が604万円、山本太一が500万円その他が支部である。民主党には3支部などに僅か85万円である。
こうしたことに談合はなかったかと、中島氏は切り込んだ。前原大臣は「大いに疑わしいので早速調査する」と返答した。国の方針転換に戸惑う住民の一方的な攻撃を受けていた、前原大臣であるが反転攻勢に出た感がある。
前原氏は早くから八ツ場ダムに取り組んでいた。地元の反対運動とのつながりは深いものがある。このダムにはその他、異様な浄化装置が設置されている。ヒ素が出るのであるがそのことの公表と、得体の知れない浄化装置にどんな意味があるのか、その裏を追及願いたいものである。ヒ素問題は、八ツ場ダム最大の疑惑であるといわれている。
公共事業は、計画さえ獲得すればいくらでも膨らますことができる。住民が反対してくれると、さらにそれらは膨らますことができる。この国の土建業者は、とてつもなく高いコンクリートの構造物を作り上げるのに必死であった。そのことでそれをお願いされる、政治屋の私服は肥えるばかりである。
ここは何をおいても「前畑頑張れ」ならぬ「マエハラガンバレ」と支援したい。マエハラガンバレ!