そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃ白人への劣等感である

2010-02-21 | 政治と金

タイガー・ウッズが不倫謝罪会見をした。個人的な問題での謝罪会見の意味はよく解らないが、世界最高峰のゴルフプレイヤーだから仕方ないかもしれないが、痴話ものに違いはない。会見Photo も近親者に対する謝罪の感が強い。アメリカのメディアは日本ほどの関心を示していない。

この男が、金に任せてやりまくった女性には多くの共通点がある。白人女性で、ほとんどが金髪である。報道では、自らの売り込み女性も含め、16人もいたそうだ。彼女たちの写真を集めた、タイガーカレンダーなどと言うのも売れているそうである。

タイガー・ウッズは黒人ではないが有色人種ではある。大統領に黒人がなる時代のアメリカではあるが、白人に対するコンプレックスは歴然と残っている。

これと少し異なるが、昨年亡くなったマイケル・ジャクソンは見た目にも徹底した、白人コンプレックスである。子どもの頃の明るさは、度重なる整形手術ですっかり失せてしまっている。彼は白人になりたかったのであろうが、次第に気味悪い容貌になっていた。

彼はデビューのころ、エルビス・プレイスリーを徹底的に嫌っていた。黒人の歌を盗んだというのである。ロックンロールはブルースを進化させたものであるが、マイケルはそれを容認できなかったのである。白人のエルビスが歌っていなければ、放映されることもレコーディングもされなかったロックンロールに、彼はコンプレックスを持っていたのである。

しかし、マイケルはエルビスの愛娘を嫁にした。ほどなく離婚したが、彼の中には徹底した白人への劣等感が残っていたのである。音楽的にも、ロックを遠ざけた。

こうした白人へのコンプレックス、劣等感は日本の中にも残っている。とくにアメリカ人に弱く、アメリカでの実情を「今世界では・・・」というフレイズで始める、“識者”も珍しくはない。とりわけ、社会福祉や農業の分野では、アメリカは明らかな後進国である。これからの日本はこうした分野を切り拓かなければならない。アメリカに見切りをつけ、日本の本来の在り方を独自で持たなければならない時代なのである。

コメント (1)
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