そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

でっちあげられた横浜事件に思う

2010-02-04 | 政治と金

戦時中の67年も前の事件である。当時の治安維持法違反によって、60人以上もの人が逮捕された事件である。おいこら警察の時代である。終戦直後に判決が言い渡されその直後に、治安維持法は廃止され、大赦を受けて元被告たちは放免された。この事件は、何処から見てもでっち上げであることがはっきりしている。戦時中に国民への見せしめにした、検察によるえん罪事件である

元被告たちは、名誉回復と国家による事件のでっちのために何度も、再審請求を行った。元被告たちが生前に無罪の日の目を見ることはなかった。免訴という門前払い判決しか受けていない。この間元特高が拷問を行ったとして有罪判決を受けている。

今日(4日)横浜地裁は、元被告の5人の遺族に対して、刑事補償請求額の満額の4700万円の交付の決定を出した。事実上の無罪判決である。

日本は検察が起訴した事件の、99%は有罪になる。検事が優秀と見るよりも、彼らが思うままに起訴を行ってきた歴史がある。確かに、この国の疑獄を幾つも暴いてきた歴史を持つ。そうした意味で、正義の味方、法の番人でもある。

今日小沢一郎民主党幹事長の元秘書たちが起訴された。不実記載である。微罪である。水谷建設の元社長の証言は実証されたのかは不明のまま、裁判で争うらしい。この男の証言で、起訴され辞任した元福島県知事の佐藤栄佐久氏は、ほぼ無罪が見込まれている。同じく、昨年起訴された小沢の秘書の大久保は裁判中であるが、どうやら無罪になるものと思われる。

鈴木宗男は、7つほどの嫌疑がかけれれていた。疑惑の総合デパートと、現在国交副大臣に非難された。彼が現在争っているのは、やまりんの一件だけである。これもどうやら無罪放免となるようである。検察のリークをことごと記事にした報道は、現在だんまりである。

しかしながら、検察の意向は政治家を葬るという点では、成功している。今回、小沢一郎は不起訴になったが、石川議員ともども政治的には十分傷つけることができた。この国の検察は、戦前の体質を残したままなないではないかと思われる。

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