そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

集団的自衛権を行使するとどうなる

2007-05-07 | 安倍晋三

安倍総理が、集団的自衛権の研究するため「有識者会議」を立ち上げた。従来の政府の見解は、「集団的自衛権は存在するが行使しない」とする立場で通してきた。

Iranian_soldiers_and_iraqi_tanks_on_the_ の「有識者会議」のメンバーは、座長の柳井俊二前駐米大使や岡崎久彦の極右翼をはじめとして、全員が安倍ボンのお気に入りの従米右翼のメンバーである。したがって、結論ははっきりしている。その目的や思惑については5月4日に書いたが、もし集団的自衛権を行使するようだとどうなるだろう。

近くの例で見るならイラク戦争がある。集団的自衛権を行使するなら、この戦争では英国と同様に、陸上部隊として銃を持って参戦していることになるであろう。従米国家(政府は同盟関係といっているが)の日本は、アメリカが出兵したなら日本も当然派兵することになる。

同盟国のアメリカが、当然攻撃されるであろうから銃器を携えて、これに応戦することになJapans_military_prepares_for_a_more_asse_4ると思われる。銃撃されたものは黙ってはいない。戦争の思想は、相手をやっつけて自分 が勝利することであるが、どっこい相手も負けてはいない。反撃されて、アメリカがこれを支援して日本もこれに加わることになる。早い話が戦闘は拡大する一方となる。

解釈改憲を重ねることで、武器を持った自衛隊がそこに存在する。集団的自衛権の行使とは、純然たる海外での戦闘状態を容認することになる。これは最早自衛隊ではない。軍隊と呼ばれるものに変質してしまってる。

集団的自衛権を行使することは、戦闘に積極的に加わり参戦することを意味する。これを戦争状態といわずしてどうするか。

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