小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯根膜炎は治る?

2009-03-02 09:47:00 | かみ合わせの治療

                 

                           

再び歯根膜炎の話です。

                

ちなみに、「歯根膜」はいろいろな病状に関わる歯の重要な組織です。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080617

                    

そのためカテゴリが多くなっています。

               

                        

結論から言いますと歯根膜炎は感染がなければ治ります。

               

感染とは歯周病や虫歯の原因菌によるものです。

                      

これらの細菌による感染がなければ歯根膜炎は治ります。

               

                     

治す方法はただ一つ、歯を安静にすることです。

               

歯に加わるさまざまな力(食事や歯ぎしりや食いしばりをする時に歯にかかる力)

から開放してあげれば歯根膜炎は治ります。

                    

と言うのは簡単ですが、毎日使っている歯を安静にすることはとても難しいこと

です。

                 

自分でうまくコントロールできる場合もありますが、歯科治療をしないとコント

ロールできないこともあります。

                 

              

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬歯の役割

2009-01-16 09:03:00 | かみ合わせの治療

         

               

犬歯には重要な役割があります。

           

犬歯は「前歯と奥歯の橋渡し」をしています。

           

見た目にも機能的にも、です。

             

ですから犬歯がないと、間の抜けたスマイルになってしまいます。

            

そして、犬歯がないと前歯も奥歯も悪くなってしまう可能性があります。

                  

           

なぜ悪くなってしまうかと言いますと、歯ぎしりに対抗するのに犬歯が

もっとも適しているからです。

            

犬歯は歯の中で一番根が長い歯で、歯ぎしりに負けない構造をしています。

                  

犬歯一本で前歯と奥歯を守っているといっても過言ではありません。

                  

              

しかも根が一番長いので、人間の歯の中で犬歯がもっとも長持ちします。

                  

たとえ八重歯であっても犬歯は抜かない方が良いのです。

              

八重歯は抜かないで矯正することをお勧めします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八重歯は必要か

2009-01-15 09:46:00 | かみ合わせの治療

          

                    

八重歯は必要でしょうか。

                

答えは、「絶対に必要」です。

                     

八重歯とは「歯並びの悪い犬歯」のことです。

            

八重歯は見た目に悪く、下の歯と噛み合わさっていないことがあります。

                 

抜いた方が良いのではないかと思えることもあります。

                     

実際、八重歯を抜いている方もいらっしゃいます。

                  

若いうちは抜いても問題はないのですが、年齢を重ねていくうちにどんどん犬歯の

重要性が増していきます。

                   

ですので、私は八重歯を抜いたことがありません。

                    

犬歯には重要な役割があるのです。

         

              

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

                        


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かみ合わせの高さ

2008-11-11 09:29:00 | かみ合わせの治療

かみ合わせには「適正な高さ」というものがあります。

                  

高くても低くてもいけません。

          

ですから義歯を入れる時には、適正なかみ合わせを設定する必要があります。

                 

                 

かみ合わせが高いと次のようなことが起こります。

噛みにくい

噛むと痛い

歯がしみるようになった

肩こりが生じる

頭痛が生じる

                 

かみ合わせが低いと次のようなことが起こります。

噛みにくい

力を入れないと噛み切れない

顎が疲れる

        

                       

上記のような症状がある場合は義歯のかみ合わせが適正でない可能性があり

ますので、歯科医院で相談してください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高くないですか?

2008-11-10 09:22:00 | かみ合わせの治療

義歯(かぶせ物、詰め物、入れ歯など)を装着する場合必ず患者さんに聞きます。

            

「高くないですか?」

                     

歯科治療の経験があまりない方は

             

「高いって、何が?」

                  

と聞き返されますので

          

「かみ合わせの高さです。」

           

と、答えますが

            

「、、、、、、、。」

             

何のことをいっているかわからないことがあるようです。

                    

              

「高い」とは「かみ合わせの高さ」のことを意味しています。

                 

入れた義歯のかみ合わせの高さが高いと、違和感があって噛めません。

                  

逆に低いと違和感は感じないのですが、食事の時にしっかりと噛めません。

            

かみ合わせの高さには適正な高さがあるのです。

                 

義歯を入れて噛んでみて「何か変な感触だな」と感じたら歯科医にお伝えくだ

さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯根膜炎で噛むと痛い

2008-03-29 10:33:00 | かみ合わせの治療

Photo_5

歯根膜炎

(左図参照)

歯の根の周りの歯根膜(赤)に炎症が

起こる

           

               

                   

                 

歯根膜とは歯の根の周りの「じん帯」のような組織です。                 

               

このじん帯にはとても繊細な神経が通っていて、歯の状態、体の状態によって

敏感に反応します。

             

このじん帯に炎症が起きるのが「歯根膜炎」です。

         

歯根膜炎は進行しないとレントゲンに写りません

         

レントゲンに写らないときは、症状から予測するしかありません。

                

            

歯根膜炎の起こる原因は、「かみ合わせが高い」か「歯ぎしり、食いしばり」がある

か、「歯の打撲」です。

        

かみ合わせが高い場合は、かみ合わせの調整で治ります。

               

歯ぎしり、食いしばりの場合は、歯に対する影響を少なくすることで治ります。

歯ぎしり、食いしばりの影響をなくすことは難しいことですが。)

              

歯の打撲とは、歯が何かにぶつかったり、とても硬いものを噛んで当りが悪かった

時に起こります。

           

歯の打撲で痛い場合は放っておいても治ります。

        

            

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/index.html

             


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯周病で噛むと痛い

2008-03-27 10:00:00 | かみ合わせの治療

Photo_3

歯周病で噛むと痛い

(左図参照)

歯周病で歯ぐき(赤)に

炎症が起こる

              

                 

               

                 

歯周病が進むと噛むと痛くなります。

             

歯周病になると、歯の周りの歯ぐきに炎症が起きて噛むと痛くなってしまいます。

           

歯周病で噛むと痛い場合は、たいてい歯がぐらぐらしています。(ただ患者さんは

そのぐらぐらを感じないこともあります。)

              

歯周病で噛むと痛い場合は、かみ合わせの治療が必要となります。

          

中等度までの歯周病であれば、かみ合わせの強さを調整することで痛みはなく

なります。

          

かみ合わせの調整は応急処置で、歯ぐきの炎症をなくさないと再び痛くなります。

              

なお痛みには個人差があって、初期の歯周病でも噛むと痛くなる人もいれば、

重症の歯周病でも痛みが出ない人もいます。

             


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯周病ではないのに歯がぐらぐらする

2008-02-11 10:00:00 | かみ合わせの治療

ちょっと歯周病の話に戻ります。

                  

歯周病ではないのに歯がぐらぐらすることがあります。

           

以下の理由が考えられます。

        

1 歯の根が短い

           

小さい頃永久歯をぶつけた、矯正治療によって根が短くなった、生まれつき根

が短いなどの理由が考えられます。

         

症状がなければ放っておいて構いません。

         

2 歯と骨の結びつきが弱い、あるいは骨がやわらかい

        

これも生まれつきなら放っておきます。

         

3 かみ合わせが悪い

          

かみ合わせが悪く、咬む時に歯に異常な力が加わって歯がぐらぐらすることが

あります。歯周病の体質であれば、かみ合わせの調整が必要になります。

      

歯周病の心配がなければ放っておきます。

                        

4 歯ぎしり食いしばりがある

          

歯周病体質で、歯ぎしりや食いしばりによって歯がぐらぐらしている場合はかなり

危険です。早急に歯ぎしり、食いしばりの予防やかみ合わせの治療が必要になり

ます。

          

歯周病の心配がなければ放っておきますがこまめな健診が必要で、歯周病の

徴候があれば直ちに処置をした方が良いです。

             

             

歯がぐらぐらしていても歯周病の気がない場合は問題ありません。ただ歯ぎしりや

食いしばりがある場合は予断を許しません。

              


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かみ合わせの調整(続き)

2007-12-21 10:00:00 | かみ合わせの治療

歯周病で歯がぐらぐらするようになると、「かみ合わせの調整」が必要になります。

            

かみ合わせが適正になると、歯のぐらぐらが改善します。

                

ただ完全に歯周病のコントロールができていないと、歯は再び浮いてきます。

                  

そのため「かみ合わせの調整」は定期的に行う必要がでてきます。

                  

場合によっては浮く前に歯を削ることもあります。

              

歯周病の場合は、かみ合わせの調整を何度も行うことがあります。

           

             

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かみ合わせの調整

2007-12-20 10:00:00 | かみ合わせの治療

歯周病になると歯は浮きます。

     ↓          

浮くと咬んだ時に強く当たるようになります。

     ↓                

強く当たるようになると歯周病が進みます。

     ↓             

歯周病が進んでさらに歯が浮きます。

     ↓           

さらに咬むと歯が強く当たるようになります。

     ↓ 

さらに歯周病が進みます。

                            

これが、磨いても歯周病が進んでしまう原因です。この悪循環によって歯がどんど

んぐらぐらするようになってしまいます。

                      

これを防ぐには、歯を削って歯のかみ合わせの当りを弱くすることが有効です。

                    

歯がぐらぐらし始めたときに「かみ合わせの調整」をすれば、歯がぐらぐらしなくな

ります。

                 

                    

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/index.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする