小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯根膜

2008-06-17 10:00:00 | 移植、再植

移植において「歯根膜(歯周靭帯)」がもっとも重要である、という内容を書きま

した。

          

Photo 歯根膜(赤) 

別名 歯周靭帯        

          

             

           

                

                          

                

この歯根膜という組織は歯科の中でも、もっとも重要な組織であるともいえます。

                

            

歯根膜には以下の特徴があります。

            

 

血液が流れている

血液によって栄養が補給され、細菌に対する抵抗力もあります。

                

神経がある

この神経によって噛んではいけない硬いものを識別します。またこの神経は脳に

つながっているので、脳の活性化にもつながります。

               

歯を作ることができる

歯が傷ついた時に、その部分を修復することができます。

             

歯を吸収することができる

歯の表面が不具合になった時にその部分を取り去ることができます。

              

骨を作ることができる

歯根膜には骨をつくる能力があります。

              

骨を吸収することができる

骨に不具合があった時にその部分を取り去ることができます。

               

                

レントゲンにもわずかしか写らない薄い組織ですが、歯根膜はこれだけの働きを

しています。

          

歯周病になるということは、この歯根膜を失うことなのです。

              

しっかりと歯周病予防をしていきましょう。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする