啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「桜山 ハイキング」

2021-05-25 11:55:42 | 低山歩き
「ヤマボウシ」 ミズキ科
 標高591mの桜山は、藤岡市鬼石の西南に位置している。11月月から12月にかけて、山一面は冬桜が咲き誇り、訪れる人も多い。ハイキング当日は、うっすら雲がかかっていたが、時々薄日が差し、暑くもなく寒くもなく、ハイキングには最適な日和。5月下旬ともなれば、山は新緑から濃い緑色へと夏の装いに変わっている。
 桜山公園の駐車場を少し登ると、池や日本庭園があり、そこが登山口になっている。丸太で造られた❝山頂への道❞の階段を登り始めたころ携帯、「何してんの~」と友人から電話。どのくらい話していたのだろうか・・かなり・・・話に気を取られ、景色を見る間もなく、気がついたら目の前は山頂だったのだから・・。同行者もやや呆れ顔。
 下山は❝中腹の道❞をとおり、俳句の里(・・? 確かに俳句はいくつか)をぬけ、茶室、見本庭園を見学しながら下山。途中、芝生広場にて昼食。木陰にシートを敷き、いつ尽きることもない話題で盛り上がる。このひとときが、なんとも言えず楽しい。
 高さ10m近くあっただろうか、芝生広場に堂々と、たくさんの花をつけている、ヤマボウシ。白い4枚の花びらのように見えている苞が美しく、初夏の到来を告げる。本来の花は、真ん中の小花。熟すと甘くておいしい。