啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「竹沼の小径」

2021-05-11 08:29:22 | その他
「コゴメウツギ」 バラ科
 新緑の葉がそよそよと風に揺れ、まだ朝早い竹沼は散歩をしている人は少なく、魚釣りを楽しんでいる人もちらほら。木漏れ日の小径は緑のカーテンがひかれ、さわやかな風と空気を一人で存分に味わったのは、前橋で30度を記録した日曜日。
 賑やかに咲いていた春の花はすっかり姿を消し、ハルジオン、ニガナに似た黄色い花が咲き、姿勢の良いユリが咲きどきを待っている。この辺りにギンラン、こっちにジュウニヒトエがあったような・・と記憶をたどって歩いていたが、その姿はどこにも見当たらない。かんざしの様に垂れ下がって咲いていたキブシの花は跡形もなく、花が咲いていないとどれがキブシなのか迷ってしまう。その中で、淡い薄紫の1本の桐の花、清楚な感じで夏の訪れを感じさせる。
 小径の縁に、白い小さな花、コゴメウツギだ。低木で漢字では、小米空木。花の特徴を「小米」に例えての命名。バラ科であり葉は少し切れ込みがあり、互生。目を愉しませてくれる。

竹沼の小径

当家のヒメウツギ(姫空木)。ユキノシタ科、葉は対生。名残の花。