啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「梅雨のはしり」

2021-05-19 16:12:05 | 庭の花木
「フタリシズカ」 センリョウ科
 雨が降ったりやんだり、まるで梅雨のような天気。雨音もなく、糸のような細い雨が、土に吸い込まれるように落ちてゆく。草木は潤い、土も潤い、毎朝の水やりはしなくていいしちょっと楽。玄関先に敷いてあるいくつかの石はたっぷり水にぬれ、よく見れば、その色や変わった模様の美しさに気づかされる。
 プールは休館、傘をさして散歩に行く決心もつかず、こんな日は静かに、静かに自宅で時間が過ぎてゆく。毎日の雨は、多少気持ちが沈むが、基本的に雨は嫌いではない。九州や西日本では大雨による被害が出ている。関東では、まだ梅雨入りの報はないけれど、すぐそこまでに来ているようだ。カエルたちが元気に鳴き、少し沈んでいた心を吹き飛ばしてくれる。
 梅雨のシーズンによく似合う花、フタリシズカ(二人静)。日陰を好み、晩春から梅雨にかけて花を咲かせる。米粒より小さく白い花。華やかさはなく、楚々として控えめな花。この植物を見ても「花の名は?」と問われることもないほど地味目。個人的には好み。
 植物の写真が小さいので、以前の大きさに戻してくださいとリクエストを受け、前の大きさに戻しました。いかがでしょう?
コメント (2)
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