啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「築城の跡 子王山」

2021-05-14 18:38:47 | 低山歩き
 藤岡市の南に子王山(こおうやま)。長尾景勝が築城したといわれ、本丸跡が子王山(550m)の頂上にある。登山口には広い駐車場があり、以前は茶屋もあったが、現在は閉鎖されている。100m程の整備された藤棚を通り抜けると、いわゆる❝二千階段❞と呼ばれる急な登りの、丸太でできた心臓破りの階段が、長々と続く。「もう半分は登ったんじゃない?」「まだまだこれから」などと熟女3人は青息吐息。鎖やロープを頼りに一歩、また一歩。その階段、時々高さが違ったり、丸太が朽ちていたり、足の上げ下げもままならない。何度休んだことか。しばらく登ると、女坂と男坂の分岐。「どっちにする?」と一番若いKさん。「どっちって、決まってるよね~」
 やっとのことで登った頂上。展望台で、景色をごちそうに昼食。山での食事は格別だ。たとえ低山であっても、頂上まで登ったという達成感は心を満たす。
 下山の足どりの早いのなんのって!あの急勾配の階段を、ロープを頼りに駆け降りること一気・・・?案の定、翌日「昨日から臀部と足が痛い、筋肉痛~。○○さん、大丈夫?」とメール。
だから、言ったじゃないの・・ゆっくり降りてってさ。
 とうとう、一人の登山者にあうこともなく、無事下山。子王山は夫との思い出の山。

コメント (2)
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