啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

コマクサとヤナギラン

2010-08-30 08:51:18 | 山野草
真夏の高山植物と秋の草が咲き始めた本白根山。今日、掲載する花はそれぞれ2回目だが
写真を撮った場所により、それぞれ思い込みが違ってくる。

「コマクサ」  高山植物の女王と呼ばれる。高山の石とわずかな砂などに囲まれた
  厳しい環境のガレ場に咲くこの花。登山者には、この花を見つけたときホッと
  する時間を与えてくれるのだろう。盗掘や自然環境の変化などで、本白根山の
  コマクサも絶滅しかかったそうだ。地元の皆さんや、草津の中学生の努力で今は
  かなり復活している。それでも、盗掘する人がいるというから許せない。

  本白根山の旧噴火口を取り巻く尾根沿いに、まだコマクサは残っていた。かなり
  の個体数。写真を撮るのも接写できる範囲にいっぱいある。コマクサをじっくりと
  見るには最高の場所と言える(私の経験では)。自然の姿で生えている。


「ヤナギラン」 逢の峰に咲いていた。風通しの良い草原や尾根沿いに、夏を飾る
    花。高峰高原のヤナギランを掲載したが、草津高原のものも元気だった。