啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ネジバナとハナイカリ

2010-08-25 13:09:49 | 山野草
赤城の小沼を周回する遊歩道沿いを歩いた。ここも季節の花や木が楽しめる。草の間に
ネジバナや咲き始めたばかりのハナイカリを見つけた。
1、「ネジバナ」
  ネジバナのことをモジズリと呼ぶと図鑑に書いてある。百人一首の「みちのくの
  しのぶモジズリたれゆえに みだれそめにし われならなくに」と言う句を思い
  した。「しのぶモジズリ」と言う意味がわからないが、何となく激しい恋心を歌
  っているようだ。
   小さな可愛い花。ラン科の花だという。ラン科の植物は個体を減らしているも
   のが大半だが、この花は心配ないそうだ。そう言えば、庭の芝生の中に突然と
   咲き出すこともある。


「ハナイカリ」
   春に咲くイカリソウはメギ科。8-9月に咲くハナイカリはリンドウ科のハナイ
   カリ属。花の形が船の碇に形が似ていることから、名がついているようだ。夏の花
   は、色は薄い黄色から緑がかっている。春のものは紫や白に近い色があったと
   思う。地味な花だが、花の種類が減った時期にタイミングよく咲き出す。