「シュウカイドウ」 シュウカイドウ科
9月に入っても、日中は厳しい暑さだが、それでも、朝晩は涼しく、夕刻になれば、秋の虫の音が耳に心地よい。まして、ふとした瞬間、サァ~と涼しい風が吹くと、少し寂しさがしのびよる。そして、毎月届く訃報。本日は、友人のお母様にお別れをしてきた。昔から親しくさせて頂き、今ここに、永遠の別れを告げるのは、実に悲しく寂しいものだ。
シュウカイドウは、和名「秋海棠」。うつむき加減に咲いた、ピンクの花色が愛らしい。大小のハート型をした葉も見どころの一つ。こぼれ種で増え、放置しておくと、庭を占領されてしまうほど。やや湿った場所、半日蔭を好む。花の中央の、黄色い球を涙に見立て、“楊貴妃の涙”という別名もあるようだが、世界の三大美女 といわれた彼女の波乱な生涯に、想いを馳せれば、確かに、こんな大粒の涙をこぼしたくなるというものだ。
俳句では、秋の季語。花言葉は、片思い、恋の悩み。葉の形と淡い紅色の花びらが、“恋”を想像させるのかも知れない。
9月に入っても、日中は厳しい暑さだが、それでも、朝晩は涼しく、夕刻になれば、秋の虫の音が耳に心地よい。まして、ふとした瞬間、サァ~と涼しい風が吹くと、少し寂しさがしのびよる。そして、毎月届く訃報。本日は、友人のお母様にお別れをしてきた。昔から親しくさせて頂き、今ここに、永遠の別れを告げるのは、実に悲しく寂しいものだ。
シュウカイドウは、和名「秋海棠」。うつむき加減に咲いた、ピンクの花色が愛らしい。大小のハート型をした葉も見どころの一つ。こぼれ種で増え、放置しておくと、庭を占領されてしまうほど。やや湿った場所、半日蔭を好む。花の中央の、黄色い球を涙に見立て、“楊貴妃の涙”という別名もあるようだが、世界の三大美女 といわれた彼女の波乱な生涯に、想いを馳せれば、確かに、こんな大粒の涙をこぼしたくなるというものだ。
俳句では、秋の季語。花言葉は、片思い、恋の悩み。葉の形と淡い紅色の花びらが、“恋”を想像させるのかも知れない。