啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「フジバカマ」

2016-09-19 18:38:26 | 庭の花木
 「フジバカマ」  キク科
 “クラシック界のヴィーナスが奏でる チェロの名曲の世界 新倉 瞳 チェロの小部屋”。秋の夕べにピッタリのコンサート。彼女が奏でる音楽は、まるで、たくさんの音が、おしゃべりしている感じ。楽しい話、愉快な話、ちょっぴり悲しい話・・それらが音となって、心に響く。まさに、音を楽しんだひと時だった。エルガー 愛の挨拶・・エルガーが、奥さんにプロポーズするときに贈った曲、として知られ、耳に心地良い。サンサーンス 白鳥・・これも馴染みの曲。バッハ、シューベルト、ラフマニノフ・・名曲の数々。櫻井さやかさんのピアノも花を添える。チェリストもピアニストも共に音の職人。お二人とも、スイスを拠点に活躍。チェロもピアノも、木でできているので、日本は湿気が多いため、木のタッチが多少違う と話されていたのが印象的。
 フジバカマは、もちろん秋の七草の一つ。藤 という名のように、花の色はふじ色。花が咲いた姿が、袴を連想させることからの命名というが、当方、その袴にみえなくて・・。でも、フジバカマという名が、古典的な印象であり、うすむらさき色の花が上品で、好きな花の一つ。本州、関東以西、四国、九州などに分布。草丈、1mほど。今が見頃。満開の花よりも、もうすぐ咲きそう、という花姿が好み。