啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ハギ」

2015-09-19 13:03:36 | 庭の花木
「ハギ」 マメ科
 姉妹は趣味も似ているのか、またまた二人で東京国立博物館。「クレオパトラとエジプトの王妃展」に出かけた。世界14か国の美術館、博物館の古代エジプトコレクションから、お宝が集まってきている。歴史的な事はともかく、今から数千年前の女性も、現代の女性も、時間と空間をこえ、おしゃれに関しては同じ。ただ、彼女たちは、権力を持つために、女性であることを、最大限の武器とした。至宝180点の中から、特にお気に入りは、“ハエ形装飾付き首飾り”。ハエをかたどった金の飾りが、ネックレスのまわりに付いている。ハエなんて、嫌われものだと思うのだが、ハエは何者にも向かっていく勇敢さの象徴なので、健闘した兵士に贈られるそうな。しかし、金のハエ、小さくてなかなか美しい。最後の部屋は、クレオパトラ。同じ部屋に、カエサル、アントニウス、オクタウィアヌス、どなた様も、居心地が良くないのではないかしら?彼女に関係した男性ばかりで・・。前31年、アクティウムの海戦に敗れ、恋人を追って死を選ぶ悲劇の女王、なんていうけれど、それはちょっと嘘くさい。決して、そんなひ弱ではなく、もっとしたたかな女性だったと思うのだが。
 秋といえば萩。ハギと名の付く植物が、当家には3種。ミヤギノハギ、ヌスビトハギ、ミソハギ。ミソハギは、ハギとついているが、同じ仲間ではなくミソハギ科。個体は、ミヤギノハギ(たぶん)、別名センダイハギともいうらしい。高さ、2m以上はあるだろうか?枝を、たおやかに伸ばし、白い花がしだれて咲いている。今が、花の盛りだ。葉は3枚で、花と葉の緑色が美しい。花が終わり、葉が落ちると、丈を短くつめてしまうが、時季になると、たくさんの芽を出す。萩は、宮城県の花。
コメント (2)
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