啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「稲の花」

2015-09-04 09:52:23 | その他
「稲の花」 イネ科
 210日(にひゃくとおか・・立春から数えて210日・・9月1日)の頃になると、稲の花が咲く、という事を伝えていた気象予報士。“ん? そういえば、稲の花なんて、意識してみたことなかったぞ”と思い、カメラ片手に田んぼに行ってみると、何と白いジミ~な、ほんとに小さな花が咲いていたのだ。籾の部分は、しっかり閉じてしまっていたが、雄しべが籾の外に飛び出している。面白そうなので、少々ネットで調べてみた。 穂がでると、頴(えい・・もみの部分)が開き、白っぽい雄しべが出てくる。これが、開花。天気の良い日は、朝、10時頃から開花し、受粉は開花の瞬間、自家受粉を行う。受粉は、2~3時間で完了し、受粉が終わると、20~30分で花は閉じ、再び開くことはないという。子供の頃から、田植えを手伝ってきたのに、何も知らず、全く認識不足というほかない。今度、頴が開く瞬間をみたくなった。 聞くところによると、小学5年生になると、日本の産業という分野の中で、農業に関しては、“米がどのようにしてできるのか„という学習をするという。
 米は、日本人の主食であり、毎日食べていても、飽きることはない。だから、主食になりえるのかもしれない。幸いなことに、米は、40年以上、買ったことがない。佐渡産コシヒカリが、夫の実家から届けられている。これが、実に美味しい。ありがたい事だと感謝している。種籾をまき、土作り、田植え、水管理、除草、害虫対策、収穫を考えれば、“米„という文字が示すように、八十八日以上はかかるのではないか。
 アップした写真で、1か所、頴が開いているのを確認。遅れ馳せながら、稲のお勉強をちょっとしました。

コメント (2)
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