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そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

スクレ・サレ@四谷三丁目 「フレンチでハピバ~」

2006-03-10 15:22:04 | 飲み フレンチ
昨日は妻の誕生日.
やっぱりいくつになっても誕生日は特別ですからね.
どこか良いお店はないかな~~と.

やっぱ誕生日ってフレンチとかイタリアンな気がするのですよ.
高級中華とかじゃないですよね,やっぱり.
クリスマスも「洋風」な色が強いですが,
これってやっぱりハレの食い物である「ケーキ」の影響が強いかと.

でも,それ系のお店は閉店時間も早かったりして.
妻も私も仕事が終わるのが遅いので,
深夜営業のフレンチ・イタリアンは非常に限られてきます.

そんなところに,帰りは徒歩でもダイジョブで
LOが0:30というナイスなフレンチを発見.
これがまた「匂う」お店だったりしたので決定!



外苑東通りに面したコチラ.
隠れ家グルメタウン「荒木町」に存在しています.
「岩井食堂」とか「PAS A PAS」なんかは昔良く通いましたな.



オサレでかわいらしい店内.
ですが,先客の食べてる皿はどれもボリューミー.
ガッツリ食わせるお店のようですよ.



まずはシャンパンで「ハピバ~~スデ~~~」
もうハピ~じゃない年頃ですがね.
こうして美味い物を食えるのがハピ~なのかもしれません.



おつまみを持ってきてくれたりします.
一つ一つに細かい説明.
これは好感が持てますな~

さて,料理はアラカルトもありますが,プリフィクスが良いようで.
メイン一つの¥3675コースと,魚が加わった¥5250のコース.
他にもオードブルを2つにするコースなど,その辺は自由自在な感じ.
魚をシェアしたいとの要望にも快く応じてくれました.

何度もひけあいに出すのは悪いかもしれませんが(悪くないか),
ローブリュー@青山」とはえらい差ですな.
先日の「食楽」にもまた載っていましたね.
同じように嫌な思いをしているお客さんがいないことを心より祈っています.



いつもは白・赤一本ずつなんですが,連日の酒も効いているので,
白はカラフで一杯だけよ~
ムスカデ系のやや甘めの一杯.
ハウスワインがこんなに美味いとは~



焼きたてのパンも嬉しいですね~



「エスカルゴ,グリーンアスパラとキノコのブルゴーニュバターソース パイ仕立て」
なげ~~~ッスね



コクのあるソース



間違いない美味さ.
ソースでパン加速.
セーブセーブ!



「フレッシュフォアグラのソテーと鹿児島産竹の子のムニエル」
これは¥840エクストラな一品でしたが,



その価値アリ!



シャクシャクの肉厚竹の子にとろけるフォアグラを口腔内で絡めますよ!
しは(´ヘ`;)わせ
妻より私の方が喜んでいたりして.



魚は「鱸」でした.
ちゃんと向こうで2皿に分けてくれました.



絶妙のポワレ.
中心部はトロトロですよ~



このお店は付け合せの野菜の処理がステキですな.
すべてに食感への配慮を感じます.



赤ワインはシラー系にしてみました.
酸化されてどんどん味が深くなっていきます.
ナイスセレクションでしたな.
ワインは料理と同様,¥3675と¥5250のもの中心.
上は天井知らずと,料理に比するに多少お高目か?



コチラはメインの一つ
「豚バラ肉のカシス煮込み キールイメージで」



キールイメージというのが分かりませんが,
いわゆるフレンチ風角煮ですな.



カシスの甘い香りがコテーリした豚肉とともに舌に絡まってきます.
これはお腹にたまりますね~



付け合せのパスタもクリーミー.
相当ボリュームのある一皿.
女性ならオードブル無しでメイン一本でもいけちゃうぐらいの量ですよ.



メインもう一皿
「猪もも肉のロースト シェリービネガーソース」
豚系がかぶりましたが,あえて良しとしました.



赤身の部分は「猪」特有の野趣があり,人によっては好き嫌いもあるかもですが



この脂身の部分が絶品.
しばし言葉を失う美味さです.
陶然となりますよ・・・
誕生日っていいですね~



野菜もタプーリ!
ルール違反かもしれませんが,どれも半分ずつ楽しみました~よ

いや~~~
これはステキなお店ですね~
美味くてガッツリフレンチ.
こういうのを探しておりました.
先日の「無二路@笹塚」のガッツリイタリアンも良かったのですが,
さすがフレンチだけあって,コチラの方がソース系の美味さが際立っていたような.



まだワインが余っていたのでチーズを所望.
一つ一つ丁寧に説明してくれました.



3種類ずつ



少しずつ
ですが,これも結構お腹にたまるんですよね~



焼きたてのレーズンパン持ってきてくれたりして.
お腹イパーイ~

もう0:00を軽くまわっています.
貸しきり状態の店内.
心地よいひととき.


今日は最初から最後までまったく不満を感じることなく,
とてもステキな時間を過ごすことができました.
細かく配慮のある接客,美味しい料理,美味しいワイン
たまのオサレな外食.
こうありたいものですな.
一人¥10000弱は,この満足と比してノープロブレム.


ローブリュー」で感じたような
常に不安と背中合わせで,またいつ何かやられるのではないか?
なんていうのとはまさに対極にあるお店.
雑誌に載りまくる前にこういう研鑽を積むべしですよ!
最悪の接客は末代まで語り継ぎますぞ.


ということで,本日はデザートには至れなかった我ら.
誕生日だったのにね.
それは次回への楽しみということで.

しかし,思い出すだけでもうっとりとするような時間でしたよ~
Comments (12)
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ローブリュー@表参道 「最高の豚料理と最低の接客」

2006-02-03 23:51:34 | 飲み フレンチ
これはもう水曜日の夜のことになりますが,
日帰り温泉を早めに切り上げ,コチラのお店に久々に行ってきました.

コチラはボリューミーな「豚料理」を提供する隠れ家的フレンチのお店です.
骨董通りからちょっと入ってまたちょっと入ったところにあったりして,
まず一見さんで入ることはないだろうというロケーション.

先日の最高のイベリコ豚を食べた際に思ったのですが,
「イベリコ豚」とかが一般的に認知されるようになった昨今,
このお店が黙っていないだろうに~なんて再訪を決意したわけです.

なんで「決意」までしなくてはならないかというと・・・
過去にものすごく嫌な接客を受けたことがあるのです.

このお店は店員さんが皆さん「坊主頭」で髭みたいな,
ラーメン屋でいうと「なんつっ亭」みたいな,特殊ないでたちをされていたりします.
ちょっとコワモテ?な見た目に反して非常にいい人!
なんていうのが「がんこラーメン」じゃないですが,「おとしどころ」なはずなんですが・・・
意に反して
ホントに態度が悪かったりしました.

ここは一皿が非常にボリューミー
まず女性一人では食えんだろうという料理がやってきたりします.
そこが宴的には楽しくて仕方が無いのですが,
まあまず「シェア」するのが当然の考えかと.
フレンチの作法からすればそれは礼儀違反なんでしょうが,
だったら向こうで取り分けてくれるのが親切というもの.
ですが・・・
ある店員は「一皿を食べきってほしい」との押し付けのもと
我々のシェアしたいとの問いかけを跳ねのけたのです.
もちろん食いきれないし,いろいろ食べてみたいのでコッソリ分けましたが,
なぜ金払っている我々がコソコソしなければならんの?

一人¥10000するフレンチ.
そんなに頻繁には食べられませんよ.
たまの特別な夜に,分け合っていろいろ食べてみたいというのはあたりまえではないの?
それにこのお店は格式ばったお店ではなかろうに.
そこまでして「礼儀」を客に押し付けるものなの?

いえ,違うのですよ.
この店員は単に「面倒くさい」という理由で我々の申し出を却下したのです.

「以心伝心」とか「第六感」とか
人間にはそういう感覚が少なからずあると信じています.
心のこもっていない態度は,確実に伝わってくるのです.
自身,瞬時に客のある程度の性格を読み取るべき仕事に就いているのでよくわかったのですが,
この店員からは「誠意」がまったく伝わってこなかったのです.

そんな不愉快な態度がアチコチに.
料理が美味しいのにホントにもったいない,
なんて思って店を後にした記憶があります.

でもね,
ホントに料理が美味いのですよ.
何かにつけてこのお店のことを思い出しながらかれこれ2年.
ほとぼりも冷めた感じで再訪したわけですな.

うぎゃ~
なんか超ロングな滑り出し.



こんな外観



そしてこんな店内



黒板メニューを持ってきてくれるのですが・・・
ウゲ!あの店員じゃん(゜д゜lll)!
やな予感・・・



とりあえず白で乾杯~
「シャルドネ」にしてみました~



お通しの「オリーブ」でマターリと.
ちょっと人生の岐路に立たされていたりして,結構大切な話が展開な夜



「生ハム」です!
なんと,今回は向こうでとりわけてくれたのです!
「改心」したのでしょうか?
今日はコソコソしないで食べることができそうですな!



この「生ハム」
激烈に美味いのですが(;゜Д゜)
イベリコ豚なんでしょうか?
噛めば噛むほど味が染み出ます.
いわゆるスーパーの生ハムのようにトロンとしたものではなく,
厚みもありカッチリとした板状のそれ.
一口一口が至福の塊です.



パンに乗せて食べてもまたナイス
ですが,セパレーツで食べた方が「美味さ」的には上.
貴重な経験をしました.



早々に赤に移行
「コートデュローヌ」にしてみました.
最初は思ったよりライトでしたが,時間が経つにつれだんだんこなれて来ましたよ.



メインの一つ「カスレ」です
豚肉・ソーセージ・白インゲン豆の煮込みですな.



ぐわ!
ガッツリとボリューミー
こりゃ腹にたまりますな.



豚肉もトロトロに煮込まれておりますな~



メインのもう一品「バスク風豚の血のソーセージ」
真っ黒なソーセージが衝撃的



こってりと
う(◎o◎)ま~~~!
韓国料理の「スンデ」にも通ずるものがありますな.
ですが,コチラはもっとトロトロ
食感はトロトロなコンビーフといった感じ



下のマッシュポテトと絡めるのもまたウマ~!

本日は,当然のようにお皿を交換して両方楽しみましたよ~
イルマナーですんもはん~


腹一杯ですが,もち「デザート」も



「ローズマリーのアイスクリーム」



ウマ~
香りがさわやかでいいですな~



こりゃなんだべ?
名前を失念



チョコを自分でトロリズム
「想定内」の味でしたがウマ~でした~よ.


ワインを飲みながらのデザート.
マターリと大切な話を続けていたりします.

ワインも空いたな~
デキャンタでもたのもうか~

と相談していた矢先・・・

ひょい!
と何の言葉も無く我々のワイングラスが下げられてしまいました・・・
あいつですよ・・・
一瞬言葉を失う我ら.

それにしても・・・
「お飲み物はよろしいでしょうか?」
「食後酒をお持ちしましょうか?」
が無いにせよ
「お下げしてよろしいでしょうか?」
が最低のルールなのでは?
あんたは昔我々にフランス料理的な「礼儀」を押し付けた張本人では?

その後我々二人が取った行動は「入り口を見る」でした.
次のお客が来ているから出て行け,と言われたのだと解釈したわけです.
早々に立ち上がる我ら.
立ち上がった瞬間にあいつから渡される我々のコート.
早く出て行け!
と言っているのですか?
ホント悲しくなりましたよ.
我々がなにか悪い事でもしましたか?
いい気分だったのに・・・
せっかくの特別な夜なのに・・・
サービス料も加算されていますが「不愉快料」が加算ですよ

今回は泣き寝入りをしませんでした.
その場で文句を言うのも他のお客に悪ので,後で電話でコッテリと.
「本人に代わりましょうか?」
って,彼とは二度と口も聞きたくないし顔も見たくありません.
話しても相容れない人間だと思います.

なんであんな人間を使っているのですか?
必ず他でもやらかしているはずですよ.
まったく
ホントに美味しいお店なのにもったいない.
またいつかほとぼりが冷めたころに行くでしょうが,
そのときもし彼がいたら「チェンジ!」と声高らかに言うことでしょう.
あっ そういうお店じゃありませんでしたか.
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Va-tout@六本木 「フレンチ各種」

2005-12-03 19:21:14 | 飲み フレンチ
昨日はちょいと大切なお話の飲み。
お話メインだったので料理に傾ける情熱はいつもの半分ぐらいだったのですが、
それでも食いしんぼの私は合間合間に激写しマクリマクリスティ。



ブラッセリーとはありますが、ワインのサーブ等を含め、本格フレンチにひけをとりませんよ、このお店。



白はコレ。
フルーティで甘みが強いけど潔くドライ。
なかなかステキなセレクションでしたな~



「生牡蠣」にワインはNGという「美味しんぼ」の教えを無視。
職場で「オイスターバー」の話をしていて、生牡蠣熱の高まっていた私には嬉しい限り。
今日のワインは山岡さんが毛嫌いするほどぶつかりはしませんでしたよ。



ちょいとチリを乗せて食べるのもまたオツですな。
トルン!とすべりこませる一瞬の悦楽。
肉厚でうま~~ 生牡蠣欲が満たされました。



「きのこのサラダ」
ありきたりの一品が来るのを懸念しておりましたが、濃厚にソテーされたきのこは酒を加速させる一品。
なかなかグーではないですか、このお店。



お約束の「ムール貝ワイン蒸」
これはまずく作る方が難しい一品かとも思いますが、貝自体が肉厚でうま~なので、プロの味としてオケーでしたよ。



さあココから赤にシフトです~
チリのシラーズ&メルロー系。
時間を置くごとにどんどん味が変わっていくのがステキ。
「七色亜ワイン」って感じ。



「鶏もも肉のクリーム煮」
こじゃれたフレンチというより、ブラッセリーでラフな感じなので盛りも十二分。
こんな方が私のB級嗜好にマッチするフレンチかと。
どの国にもジャンクではないB級嗜好があるもんです。
良い意味で使う「二枚目」というやつですな。



ジビエ希望の相方の要望で
「エゾ鹿肉のステーキ」
マディラ酒ベースですか?
とても濃厚なソースがタマランですな~
いつもパンを使って名残惜しくソースを平らげる私ですが、今日のは肉の盛りが十二分だったので、そこに至らず。



ステキな焼き方でしたよ~
肉汁が滴り落ちますよ。
これを濃厚な甘コクソースに浸して食べる罪悪感。
ステーキ!なんつって・・・


さて幾ら掛かったのか分かりませんが、2人で2万強ですか?
このワインスペック&飯のバリューからすれば、30%オフという感じ?
値段以上の価値のあるお店だと思いますよ~


お昼時に前を通ると「ムッシュカマヤツ氏」がマンウォッチングをしていたり。
最近見ませんが。
そんなオサレな雰囲気もするお気軽フレンチでした~
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