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焼失した東大寺(奈良県)の創建時の東塔について、
奈良文化財研究所(奈文研)は25日、高さ約68
㍍の七重塔だったとする復元案を作成、発表し
た。明治時代から続いた高さ23丈(約68㍍)
説と約33丈(約97㍍)説の約1世紀を超える
論争に奈文研は「決着を見た」とした。
68㍍でも奈良時代の木造塔としては、現存
する奈良市の薬師寺東塔(約34㍍)を大きく上
回り、「創建当時は国内で一番高かっただろ
う」としている。 創建時の東大寺には大仏
殿の南に東塔、西塔があった。東塔は、鎌倉
時代に再建されたが、室町時代に落雷で再び
焼け落ちた。 鎌倉時代の塔は記録では高さ
32丈(約96㍍)だったという。
創建時の東塔の高さは、写本によって「23
丈」や「33丈」とする史料があり、見解が
分かれていた。
奈文研は33丈説の根拠とされた文献「朝野群載」の写本を調べ、江戸
時代後期の国学者、"伴信友"が23丈と記されていた個所を33丈に
書き直していたことなどを突き止めた。
私は歴史は得意ではないが、こういった問題については物好きなので
結構興味を持ってみています。