大人になって、突然鼻血が出るとドキッとしませんか? なんだ?なんだ?なぁ~んて・・。
出血が止まりにくかったり、頻繁に繰り返したりするなら、注意が必要になります。
小さい子供は転んだり、人とぶつかったりするだけでも鼻血を出しやすい・・。
子供特有の症状と考えられがちですが、実は鼻血は中高年以降にも多く見られるという。
空港前クリニック(新潟市)耳鼻咽喉科の“川崎院長”は「鼻血で来院する人を調べたところ
10代以下と60代以上にピークがあった」と指摘しています。
子供は季節に関係なく来院するが、大人の場合は乾燥した寒暖差のある季節に増えるのが特徴
だという? 鼻血の9割は、鼻の穴から1㌢㍍ほど奥にあるキーゼルバッハ部位で起こる。
鼻の皮膚と粘膜の境目にあり、細く小さな血管が密に集まっているので、チョッとした傷でも
出血する。 子供の鼻血は鼻炎や鼻をほじくる
クセなど、鼻の粘膜に原因があるので、鼻血が
出やすい半面、指で圧迫することでほとんどの
場合は止まる。 大人の鼻血は高血圧や糖尿病
腎臓症などの病気や、飲んでいる薬の影響など
全身の状態がからんでいることが多いそうだ。
東京慈恵会医科大学付属病院(東京・港)耳鼻咽喉
科の“浅香講師”は「子供の鼻血と比べると、
大人の鼻血は止まりにくく、出血量も多くなる
ので注意が必要」と話しています。
川崎院長は「中高年の男性の場合、動脈硬化が
進んで血管がもろくなっており、血圧も高い。
鼻腔の奥の太い血管から出血するケースも多い」
指摘しています。
鼻血が出たら、まずは正しい対処法で、止血できるかどうかを見極めることが大事だという。
椅子に腰掛けて、軽く下を向いた姿勢を保つ。 小鼻と呼ばれる、鼻先の左右のふくらみを親指
と人さし指でつまみ、5~10分間ほど保持する。 テッシュペーパーは挿入しても、しなく
てもよい。テッシュを詰めた場合、頻繁な交換は粘膜を傷つけるので避けたほうがいい。
この対処法で血が止まらない場合は、注意が必要な鼻血といえるものだそうだ。
浅香講師は「高齢者は止まらない鼻血が原因で貧血を招くことがあるので、早めの受診を!」と
勧めていると。 脳梗塞や心筋梗塞の治療で血液を固まりにくくする抗凝固薬(ワーファリン
など)、抗血小板薬(バイアスピリンなど)を飲んでいる場合も、鼻血は止まりにくくなるという。
耳鼻咽喉科では、血管を収縮させる薬をしみ込ませたガーゼなどを詰めたり、傷ついた粘膜を
高周波で焼いたりするなど、専門的な方法で鼻血に対処する。 鼻腔の奥の太い動脈から出血
している場合は、鼻の穴から内視鏡を挿入し動脈をレーザーで焼く、クリップで止める、とい
うような治療法もあるんだそうです。
大人になって、頻繁に鼻血を繰り返すという場合も要注意だ。 鼻血の背後に、重要な病気が
隠れているケースなどがある。 例えば、オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)は血管の
形成に異常が起こる病気で、40歳以上の患者の9割が鼻血を繰り返すといわれている。
放っておくと肺の血管などに血栓ができやすくなり、脳梗塞などの原因になるという。
鼻血をきっかけに、精密検査などを勧められる例は多いそうだ。
鼻血ががんの早期発見につながることもあるという。 東京慈恵会医科大学付属病院では鼻血で
受診する患者も多く、そのなかにまれではあるが副鼻腔腫瘍が見つかることもあるという。
浅香講師は「過度な心配は不要だそうですが、繰り返し鼻血が出る場合は、早めに耳鼻咽喉科
を受診してほしい」と話しています。
大人になるとあまりないことですが、もしあった場合はよく考えてみたいものです。
出血が止まりにくかったり、頻繁に繰り返したりするなら、注意が必要になります。
小さい子供は転んだり、人とぶつかったりするだけでも鼻血を出しやすい・・。
子供特有の症状と考えられがちですが、実は鼻血は中高年以降にも多く見られるという。
空港前クリニック(新潟市)耳鼻咽喉科の“川崎院長”は「鼻血で来院する人を調べたところ
10代以下と60代以上にピークがあった」と指摘しています。
子供は季節に関係なく来院するが、大人の場合は乾燥した寒暖差のある季節に増えるのが特徴
だという? 鼻血の9割は、鼻の穴から1㌢㍍ほど奥にあるキーゼルバッハ部位で起こる。
鼻の皮膚と粘膜の境目にあり、細く小さな血管が密に集まっているので、チョッとした傷でも
出血する。 子供の鼻血は鼻炎や鼻をほじくる
クセなど、鼻の粘膜に原因があるので、鼻血が
出やすい半面、指で圧迫することでほとんどの
場合は止まる。 大人の鼻血は高血圧や糖尿病
腎臓症などの病気や、飲んでいる薬の影響など
全身の状態がからんでいることが多いそうだ。
東京慈恵会医科大学付属病院(東京・港)耳鼻咽喉
科の“浅香講師”は「子供の鼻血と比べると、
大人の鼻血は止まりにくく、出血量も多くなる
ので注意が必要」と話しています。
川崎院長は「中高年の男性の場合、動脈硬化が
進んで血管がもろくなっており、血圧も高い。
鼻腔の奥の太い血管から出血するケースも多い」
指摘しています。
鼻血が出たら、まずは正しい対処法で、止血できるかどうかを見極めることが大事だという。
椅子に腰掛けて、軽く下を向いた姿勢を保つ。 小鼻と呼ばれる、鼻先の左右のふくらみを親指
と人さし指でつまみ、5~10分間ほど保持する。 テッシュペーパーは挿入しても、しなく
てもよい。テッシュを詰めた場合、頻繁な交換は粘膜を傷つけるので避けたほうがいい。
この対処法で血が止まらない場合は、注意が必要な鼻血といえるものだそうだ。
浅香講師は「高齢者は止まらない鼻血が原因で貧血を招くことがあるので、早めの受診を!」と
勧めていると。 脳梗塞や心筋梗塞の治療で血液を固まりにくくする抗凝固薬(ワーファリン
など)、抗血小板薬(バイアスピリンなど)を飲んでいる場合も、鼻血は止まりにくくなるという。
耳鼻咽喉科では、血管を収縮させる薬をしみ込ませたガーゼなどを詰めたり、傷ついた粘膜を
高周波で焼いたりするなど、専門的な方法で鼻血に対処する。 鼻腔の奥の太い動脈から出血
している場合は、鼻の穴から内視鏡を挿入し動脈をレーザーで焼く、クリップで止める、とい
うような治療法もあるんだそうです。
大人になって、頻繁に鼻血を繰り返すという場合も要注意だ。 鼻血の背後に、重要な病気が
隠れているケースなどがある。 例えば、オスラー病(遺伝性出血性末梢血管拡張症)は血管の
形成に異常が起こる病気で、40歳以上の患者の9割が鼻血を繰り返すといわれている。
放っておくと肺の血管などに血栓ができやすくなり、脳梗塞などの原因になるという。
鼻血をきっかけに、精密検査などを勧められる例は多いそうだ。
鼻血ががんの早期発見につながることもあるという。 東京慈恵会医科大学付属病院では鼻血で
受診する患者も多く、そのなかにまれではあるが副鼻腔腫瘍が見つかることもあるという。
浅香講師は「過度な心配は不要だそうですが、繰り返し鼻血が出る場合は、早めに耳鼻咽喉科
を受診してほしい」と話しています。
大人になるとあまりないことですが、もしあった場合はよく考えてみたいものです。