農業じゆう人

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環境DNA

2018年07月16日 13時16分45秒 | 世間
  今朝もまた朝から暑い!隣の越谷市では朝7時40分に「30.8度」を観測したという
  ちょうどその時間は、菜園で「追肥と草刈り・草取り」をしていた時間でした・・。
 “きょうは何だか朝から特に暑いな~”などといいつつ汗を
 拭き拭き作業を続けていた時間でした。 あまりにも暑か
 ったのでそこそこで諦めて、初物の「枝豆」を収獲してい
 そいそと帰ってきました。 飲める人なら冷たいビールの
 つまみに!と大歓迎なんでしょうがネ~ 残念でした。
 暑さをしのいでいたら、街の防災無線で市内気温35度を
 観測した(今年4度目)旨の放送があった。 連日続く猛暑と
 いうより酷暑、皆さん熱中症に注意しましょうネ。

  川やプールの入ってこの暑さをマジしのぎたいです。 一昔前は都会や近辺の川はホント
   汚れきっていましたが、今は色々な手が施され格段に変わってきているとそうです。
  川や海などで水をくむだけで、そのにどんな生き物がすんでいるのかわかるという
   「環境DNA」調査。 生態系を調べる上で、重要な手法になっているそうだ。
 
  もともと環境DNAとは、土壌や水中にいる微生物のDNAを意味する言葉だったそうだ。
  ただ、DNAを取り出すために微生物を培養して増やすのは難しいという問題があった、
  そこで1990年代後半から注目されたのが、土や水の中から微生物を直接集め、機器を
   使ってそのDNAを増やして解析する手法だという。
  欧州の研究チームが2008年、「池の水からウシガエルのDNAを検出できた」という
   論文を発表したそうだ。  大型の生物が水中に出したフンや、魚の体表から出される
   粘液などには、大量のDNAが含まれていることが分かったそうだ。それ以降、日本や
   欧州、米国など環境DNAを使った分析手法が注目されるようになったという。
  環境DNAを使うと、数が少なくて直接観察しにくい生き物でも、生息の有無がわかると
   いう? 神戸大の“源准教授(分子生態学)”らは16年、秋田県の雄物川の99地点で水を
   採取して調べたそうです。 国のレッドリストで絶滅危惧IA類に指定されている淡水
   魚「ゼニタナゴ」のDNAを2地点で検出。 環境DNAを手がかりに生息地を絞り込
   むことに成功し、11年ぶりに成魚を確認して昨年論文に発表したそうです。
 DNAの配列は種ごとに少しずつ違うそ
 うです。 約8千種の魚のDNAが登録
 されているデータベースに照らし合わせ
 れば、湖や川にどんな魚類が生息してい
 るか、一斉に調べることができるという。

 龍谷大の“山中講師(水域生態学)”は2015年
 から、琵琶湖の湖岸21地点で、四季ご
 とに表層の水をくみ、分析している。そ
 の結果、検出できた50種の魚が「場所
 や季節に関係なく出現する」「北湖のみ
 に生息する」「特定の季節のみに出現す
 る」「きわめて珍しい」の4タイプに分
 類できることが分かったという。
 こうした調査手法は、外来種の魚の広が
 りなどを知るのに役立つと期待されてい
 るそうです。山中さんは「環境DNAの
 魅力は、簡単に調査できること」という。

  環境DNAを使った調査では、その生き物が生息しているかどうかは判別できても、正確
   な個体数までは分かりません。 例えば琵琶湖のブルーギルの場合、ミナミメダカより
   多く生息していることが分かっても、何個体いるのかは分からないのが現状だという。
  そこで源さんらは、京都府の舞鶴湾で、環境DNAの調査データからマアジの個体数を推
   計するプロジェクトを比べた結果、いずれも数千万匹でおおむね一致したそうです。

  この手法では、DNAの分析速度などを考慮して計算するそうだ。
  ただ、水温などの条件が変われば個体数を導く式も変わるため「まだまだ研究を積み重ね
   る必要がある」といっています。
  DNAの情報をもとに作られるRNAを対象にした研究も始まっているそうです。
  魚が産卵するときにできるRNAもあれば、ストレス環境下でできるRNAもあるという。  
  もし、産卵時に特有なRNAを検出できれば、その魚の産卵時期や産卵場所が特定できる
   ようになると規定されているそうだ。
  源さんは「DNAを調べるのが国勢調査だとすれば、RNAを調べるのは健康診断。将来
   的には、生き物の分布だけでなく、その行動や健康状態まで、くんだ水から分かるよう
   になるかもしれません」と話しています。

  現場に残されたわずかな証拠から「犯人」を探し出す・・・。 まるで科学調査のような
   手法が、環境調査の効率化につながっている。 魚だけでなく、哺乳類・鳥・昆虫など
   幅広い生き物を対象に調べられるのが強みだという。

   環境DNAの調査を通じて、新種の生物が発見されるかもしれません。 期待です。