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上尾シティハーフマラソン

2014年11月19日 | 
16日の日曜日、埼玉県上尾市で「上尾シティハーフマラソン」に出場してきた。
約1ヶ月振りのハーフマラソン。

9:00スタートに受付が8:00までとなっており、会場までは最寄駅から徒歩20分とのことなので、相当早く家を出る事になる。

ハーフだけで6,000人以上が参加する大きな大会なので、駅から会場まで参加者の行列が続く。
受付を済ませゼッケンを貰ったら、2枚入ってて、前と後ろの両方に付けるシステム。
背中のゼッケンを付けるためには、どうしても一旦シャツを脱がなきゃならない。

着替えるべく男子更衣室に向かうが、案内に従ってるつもりなのに、陸上競技場のスタンド席に出てしまう。
いやいや、11月も半ばの朝8時。吹きっ晒しのスタンド席はかなり寒い。
周囲を見ると、ここで上半身裸になってる人もいる。どうするか考えていたら、冷えたのかお腹が痛くなってきた。
ICチップを返して参加賞貰って帰ってもいいかなと思えてきた。

スタンド席に通じる外通路はまだ人通りがなく、風も当たらないので、そこで着替えてゼッケン付けた。

荷物はデイパックに概ね収まったが、財布や携帯などの貴重品が入っている。
通常、大会側で貴重品を預かるシステムがあるのだが、ここでは有料のコインロッカーを使いなさいと言っている。
それは事前に知っていたけれど、コインロッカーは小が300円から。料金は会場で初めて知った。

300円のロッカーは小さくて、デイパックが入らないので400円のロッカーを使用。
県か市がやってる公共施設内コインロッカーで、デイパックがようやく1個入るサイズが400円というのは、高いと思うんだが。


スタート前、スタートラインからの並びがすごい。
箱根駅伝出場校の強豪各大学が招待されていて、大学の駅伝選手や長距離選手が700名と川内優輝選手、陸連登録者が先頭スタートのカテゴリ。
一般ランナーは予想完走時間順だが、1時間10分以内、1時間20分以内、1時間30分以内、1時間40分~2時間以内、2時間以上のカテゴリに分かれている。

普通、1時間10分以内のカテゴリなんてない。これじゃ優勝タイムだ。
やはりレベルが高い大会だ。
自分はもちろん1時間40分~2時間のカテゴリに並ぶ。

シティマラソンと銘打っているだけあって、駅前通りを含む市街地のコースになっているが、21kmともなると、畑に囲まれた寂しい場所も走る。

15km付近まで快調そのものだったけど、膝痛がやってきた。残り6kmで左、残り5kmで右も。
10月のハーフマラソンのときはなんともなかったんだが。
かなり痛い、激痛と言ってもいい。
膝があまり曲がらないような走り方になるので、当然ペースは落ちる。さらにフォームが変わる事により、筋肉に余計な負担がかかってしまう。

体力と呼吸は問題がないのだが、遅く走る分運動量が減るので体温が下がり、肌寒く感じてしまう。
途中、止まって屈伸したりアキレス腱を伸ばすことが多くなる。
膝の痛みを抱えながらのマラソンは楽しいという気分が全く無くなる。早くゴールに着かないかそればっかり気になる。

ゴール近くなると、市の中心部を通るため声援を送ってくれる応援が多くなり、苦しい表情ができなくなる。
先月のマラソンではゴール手前200mでラストスパートかけたけど、今回は他のランナーのラストスパートに追い越される。

ゴール後、完走証の場所が分かりづらかった。
事前によく確認しておけよって話なんだけど、普通ならゴール後ICチップの回収、スポーツドリンクをもらうとその流れの先に完走証の発行場所があるのに、ゴール付近にはなかった。結局、総合案内所で聞いて分かった。
せめて見える場所でやって欲しい。

制限時間後のランナーの扱いがシビア。
この大会はハーフマラソンの制限時間が2時間20分。
自分が知ってるだいたいの大会は2時間30分~2時間45分。
なので、上尾は結構レベルの高いレースだという事が分かる。当然参加者はそれを承知の上で参加している。

で、このレースのシビアなところは、制限時間になると、その時点で競技場まで戻れていないランナーは道路から歩道に排除される。
ゴールゲートをくぐらせてもらえない。
なんでかというと、次のレース(小中学生3km)がスタートするため。

そういうスケジュール設定なんだからしょうがないけど、冷たい感じがしたな。

川内優輝選手が1時間02分台の自己3番目のタイムを出したらしいが、それでも10位相当だそうだ。
相当というのは、招待選手なので順位付かずという事。

帰える途中、乗り換え駅で外に出て、カツ丼と生ビールを頂いた。

来年はこの大会には出ないだろうな。