疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

マルタ釣り

2005年10月12日 | ルアーフィッシング
実家に行った際、車で1時間ほどの距離にある海沿いの町まで釣りをしに行った。
私は渓流のルアーフィッシャーなのだが、この時期渓流は禁漁なので、渓に入ることはできない。
ルアーフィッシングには違いないけど、河口でのマルタ釣りだ。
マルタというのはウグイなんだけど、一般的な20cm前後のものと違い、河口付近にいるマルタと呼ばれるウグイは体長40cm~50cmくらいまでになるヤツもいる。
当然釣り味としてはおもしろい。

川に着くと釣り人がちらほらいて、中には家族で釣り糸を垂れてるグループもいる。
後で聞いてみたらこの時期ハゼが釣れるんだそうで、バケツには15cmほどのハゼが入っていた。

さてさてマルタ釣りにはバスロッドがちょうどよいのだが、今回間違えて渓流のトラウトロッドを持ってきてしまった。
バスロッドは埼玉の自宅にある。北東北のこの地ではどうしようもない。
ところが持って来たロッドの一つが前回渓流に行った時にトップが折れたやつで、まだそのままの状態。
柔らかいウルトラライトのトップが折れちゃってちょうど良い硬さかも。
どっちみち折れた竿なのでこれでどうしてもダメなら釣りは諦めるだけのこと。
で、ちょこっと短くなったトラウトロッドに6ポンドライン、5gのスプーンを結んでマルタ釣りを始めた。

通常マルタは引ったくるようなアタリがあるんだけど、そうではなくて、ググッというあたりが何度かあり、アタリだけでフッキングしない。
この川ではカレイなんかもルアーで釣れるようなので、その類いなのかとも思っていたのだが、数度目のアタリで釣れたのは30cm程のマルタだった。
30cmでもロッドが柔らかいので引き味はかなり面白い。
グリップではロッドを上に立てているのに、竿先は水面に引っ張られている。今にもロッドは折れそうだ。
思わず口から出る言葉は
「くゎーっ おもしれー!」

2時間半の釣りで10匹弱のマルタを釣った。
関東地方、この3連休は雨模様だったと聞いたが、北東北は快晴。今年の釣りはこれでおしまいだな。