今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

大気中の二酸化炭素を新燃料とする技術開発を

2005-03-03 11:15:47 | 環境
 人類は温暖化などの原因で滅亡の危機に瀕している。
その危機を脱出する方法は、大気中の二酸化炭素を燃料
として無害な新エネルギーとなるように技術開発するこ
とである。それが大気中の炭酸ガスを抹消させる唯一の
方法ではなかろうか。約43兆トン弱といわれる大気中
の炭素を、資源として転用する技術開発が可能なはずで
ある。
 人類に残された時間はタイムリミットを迎えていると
いっても過言ではない。したがって、10年~15年以
内に技術開発して実用化されなければ、人類の危機は回
避されないだろう。
 それと同時に水素自動車の実用化を急ぐべきである。
約40年後の実用化では遅すぎる。ハイブリットカーで
は、問題解決になり得ない。
 大気中の炭酸ガスなどの抹消と、炭酸ガスを出さない
ようにする技術開発は車の両輪のように不可欠である。
どちらが欠けても人類は延命できない。
 その両者を解決するには、現在の貨幣経済制度の元で
は不可能に近いのではなかろうか。その最大の原因は、
利益追求が第一主義の世界だからである。そうではなく
て、人類の延命策第一主義の世界に変える人類愛に目覚
めた「人類の意思」の問題である。堤王国の統帥が逮捕
されたと報じられている。人類は金を抱えて死滅するつ
もりなのであろうか。
 ブッダはいっている。
「たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満たされること
はない」。

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