今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

原発汚染は自滅への道!

2014-02-02 14:12:55 | 幸福の追求

 福島第一原発による放射能汚染は日本人さらには人類滅亡を加速

する原因となるだろう。大爆発は放射性物質を空中にまき散らした

が、やがて雨などに混じって地上に降りてきている。人間は汚染物

質を呼吸器から取り入れる。雨は地中に浸透し、草木に吸い上げら

れ、川を汚染し、海水も汚染することになる。この結果、すべての

農産物や乳製品に悪影響を与える。水産物も汚染されることになる

が、まずプランクトンに取り入れられ、食物連鎖の関係で最も濃縮

された魚介類を人間が食べることになる。魚類の場合、身(筋肉)より

も臓器に放射性物質が溜まりやすいと証明されている。これまで人

間の骨を強くするために、小魚などは全部食べるのが良いとされて

いたが、はなはだ疑問になってきた。さらに地球上の海は繋がって

いる。悪影響は計り知れない。汚染水しかりである。

 また、除染したから大丈夫といわれてきたが、まったくトンチン

カンな話である。除染と称して除去された汚染土や汚染草木などは

無害になったわけではない。ビニール袋に入れられてどこかに置か

れているだけである。その最終処分方法や処分場も見つからない。

さらに、一雨降れば低地に流れていく。元の木阿弥である。だから

除染の効果は何もない、と云われるのである。

 これが日本で今一度、大規模な原発事故があれば、日本は大打撃

を受けるだろうと云われる根拠である。自分の命と健康は自分自身

で守る意外に方法はない。誰も守ってはくれないからである。