◎1012年2月 維新の会、「船中八策」を発表。「脱原発」は含まれず。
◎ 5月 橋本大阪市長「大飯原発再稼動」に賛成の記者会見(5.31)
◎ 7月 「維新八策」を発表。「脱原発」を掲げる。(7.6)
◎ 7月 山口県知事選挙で飯田哲也候補(橋本大阪市長のブレーン)善戦。(7.29投票)
上記の経過を見ればわかるように、橋本大阪市長は、最初は脱原発を掲げず、大飯原発再稼動に
賛成している。その後、大飯原発再稼動に反対するデモが首相官邸を取り囲むようになってから、臆面
も無く「脱原発」を掲げるようになった。さらに、山口県知事選挙に、ブレーンの一人である候補を送り込
み、「脱原発」を掲げて臨んだという心理が理解できない。それを受け入れる大衆心理とは、その程度
のものなのであろうか。子供や国民の将来を心配して毎週、遠くからも参加している善良な国民を茶化
しているように思えてならない。
5月31日の橋本市長の記者会見では、「机上の空論だけではいかないのが政治だ」と云っている。
何よりもお気の毒なのは、関西広域連合の首長さんと関西圏の人々である。一連の橋本市長の動きは、
感心できるものではない。維新の会顧問の堺屋太一氏は、(脱原発派に対して)「机上の空論」とマスコ
ミに登場して堂々と非難している。
これらを見聞していると、維新の会の真実の姿を見定めるのは、はなはだ困難であり、時間がかかり
そうである。